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私の過去:闘病生活とその中での気付き

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大病をしたころから現時点までのことを、ツラツラと書き起こしています。書き出すことで、今まで受け入れられなかった部分が受け入れられるかも…といった気持ちで書いています。
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#障害者

23.他人の視線は、時に無言の刃になる

病院にいる時には気づきませんでしたが、退院後、駅のホームに連れて行かれた時に感じたこと。。。 「他人の視線は時に無言の刃になる」 大都会のど真ん中で、若い子が装具を付けてスカート履いてエッチラ、オッチラと歩いていることが珍しかったのでしょう、老若男女、様々な人に頭のてっぺんから足先まで浴びせされた視線。 その視線は刃になって襲って来ました。 今は当時の私のような人も街でよく見かけるようになりましたが、あの頃は障害者の社会進出も今ほど進んでいなく、多くの障害者の方々は家

【不自由な身体を持つこと】19.歩くようになって装具を付けた

装具って知っていますか? 例えばスポーツで膝のじん帯を切ったり、アキレス腱を断裂したりする大けが等を負った場合、歩行をサポートするための器具です。 当然私のような病気になった人にも装具を付けて歩き、日常生活に戻れるよう訓練をしていきます。 多くの人は、上記のサイトにあるような大型の装具を付けています。また、装具に関しては上記サイトが詳しいので良ければお読みください。 私も作りました。でも、膝下までの長さではなく、足首までの、丁度足首のサポーター程度の長さのゴム製でした

18.障害者手帳を取得すること

病院のソーシャルワーカーから度々提案されていたこと。 「障害者手帳を取得した方が良い。」 病気になるまでの自分の印象が強くて、私自身は頭の中は「健常者」と思いこんでいました。 でも、世の中的には私は「障害者」なのですよ。 手帳を取るともれなく様々な恩恵が受けられます。 でも、障害者という烙印を背負うということ。 私の身体は徐々に機能回復傾向にはあるけれど、100%元の身体には戻りません。だから、この先の長い人生のことを考えれば手帳と取って、日本の福祉のお世話になる