うめたに施術院

京都嵐山にて施術。 施術歴20年 腰・肩・膝の痛みだけでなく頭痛、不眠、自律神経及び慢…

うめたに施術院

京都嵐山にて施術。 施術歴20年 腰・肩・膝の痛みだけでなく頭痛、不眠、自律神経及び慢性疲労などに対しての施術も行っております。 柔道整復師、整体師、頭蓋仙骨療法、アドレアナルセラピスト、整体運動療法、などを行い各種疾患に対応しております。

最近の記事

腎臓の働き

腎臓について腎臓は身体の中の水をろ過する装置のようなものです。身体の各組織から廃棄された物質を含んだ血液を浄化しています。 腎臓の糸球体と呼ばれる部分で、再度利用可能な血液成分、タンパク質を残し血液を綺麗にします。その後、尿細管と呼ばれる部分で再度、身体に必要なもの、不要なものとに分けて不必要な水分、塩分、老廃物を体外に放出します。 他に腎臓では体内の水分調節も行われています。血液、リンパ液、脳脊髄液などの水分量、ミネラル(カリウムとナトリウム)調整も行われています。 そ

    • 神経伝達物質

      神経伝達物質について 神経伝達物質とは脳内の神経細胞で作られる伝達物質の事です。 これらは、色々と種類があり100種類ほどあるとも言われています。 余り作用が、判っていないものも沢山ありますが、それらの中で比較的よく研究されているものに以下のものがあります。 ノルアドレナリン 恐怖・緊張・プレッシャーを感じた時に分泌され危機的な状況に陥ることで回避する思考を働かせる作用がありますが、過剰分泌されることにより鬱になってしまいます。 ドーパミン は目標を達成した時に分泌

      • アレルギー疾患と自律神経

        アレルギー疾患と副交感神経の関係自律神経には交感神経と副交感神経の2種類の神経が存在し、交感神経は主に覚醒時に 活発に働き、副交感神経は主にリラックスしている時、寝ている時に活発に働いています。 そして交感神経優位な時は主にアドレナリンと呼ばれる血圧を上げるホルモンが分泌され、身体を活発に動ける状態にします。逆に副交感神経優位な状態の時はアセチルコリンが分泌され、リラックスし易い状態に身体をもっていきます。 そして、アセチルコリンの分泌が過剰になるとリンパ球の働きも活発に

        • 肝臓の働き

          肝臓肝臓について 肝臓は肝心要、又は肝腎要との語源からも、重要な臓器の1つとされています。 実際には人の身体にある臓器で無駄な臓器等一つもないのですがね。 肝臓というのは驚くべき再生能力を持ち、切り取っても元に戻る力を持つ驚異の臓器とも言えます。難点なのは、異常が起こっても臓器自体の異変に気付きにくい事があります。強さゆえに、異変が起きても正常な部位が頑張って働くために、問題ないと錯覚してしまいます。 肝臓機能が低下した時のサインとして右背部の痛み、目の疲れ、イライラ感

          恒常性の維持(ホメオスタシス機構)

          体温を一定に維持できているのは間脳のおかげです 我々が体内環境を維持する為に働いているのが間脳の視床下部と呼ばれる部分です。そのおかげで身体の中は37℃前後に保たれています。この体温調節するのに視床下部が働いています。 外気温が夏は30℃以上になったり、冬は10℃以下になっても体内温度は大体37℃くらいをキープしています。この常に同じ温度に保つ機構のことをホメオスタシスと呼びます。 ホメオスタシス機構は視床下部の命令により自律神経(交感神経、副交感神経)や内分泌系(ホルモ

          恒常性の維持(ホメオスタシス機構)

          アレルギー性鼻炎

          アレルギー性鼻炎(花粉症やハウスダストなど) 鼻と言うのは、外部からの異物を侵入させないように鼻毛や粘膜で守られています。本来呼吸と言うのは鼻で行うものであり、口は食物を摂取する役割が主であります。 鼻毛で大きめの埃や塵の侵入を防ぎ、微量な埃、細菌、微生物などは鼻の粘液に付着し喉の奥に入り痰となって喉から排出されたり、胃で分解されたりしています。 他にも空調の役割を果たしており、吸い込まれた空気が粘液で湿気を与えて、粘膜に流れる血液により温められます。 口呼吸がメインに

          アレルギー性鼻炎

          頭痛

          頭痛について 頭痛を訴える患者さんは多く、病院で検査しても原因がわからない事が殆どです。 そして、緊張型頭痛か片頭痛との診断を下されるケースが多いようです。 そして、病院での診断で引っかかるような頭痛の方が深刻です。脳血管に何らかの異常があるという事ですから。 一般的にいわれる頭痛の原因として、高血圧、低血圧、貧血、冷え、ホルモンバランス、ストレス、薬物、食生活、運動不足、運動過多、なで肩、首の細さ等が原因となるパターンが多いです。大概の頭痛は薬を服用する事で収まりますが

          糖質コルチコイド

          副腎ホルモン(糖質コルチコイド・コルチゾル)が出続ける事による弊害 ストレスに対応する為に放出されるホルモンが副腎から放出されるコルチゾルなのです。コルチゾルが放出される経路は・・・ 1.脳がストレスを感知する 2.視床下部より副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRH)を脳下垂体に向けて放出 3.脳下垂体より副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を副腎皮質に向けて放出 4.副腎皮質からコルチゾルを放出 上記の経路によってコルチゾルの放出が行われています。多量に必要な時は、この経路を再

          糖質コルチコイド

          更年期障害と副腎の関係

          更年期障害と副腎の関係とは? 更年期障害といえば、女性特有なものと思われがちですが、男性でも更年期障害はおこります。女性と違い生理がない分わかりにくいのですが、似たような症状は起こります。 イライラ、うつ、睡眠障害、倦怠感、ほてり、めまい、発汗、性欲の減退など、男女ともに似たような症状が現れてきます。 代表的な女性ホルモンといえば、エストロゲンとプロゲステロンがあります。男性の場合はテストステロンが代表的です。これらは卵巣(精巣)から分泌されており、原料となるのは肝臓で合

          更年期障害と副腎の関係

          感覚過敏について

          皮膚が過敏な事は良い事か?皮膚が過敏な人をたまに見かけますが、果たしてそれは良い事なのでしょうか?皮膚感覚が鋭敏であるという事は、ストレスを受けやすいとも言えます。 例えば、誰かが後ろから不意に触れたとします。そうなると、皮膚が察知して脳に伝達されます。これが、慣れた感覚であれば脳は余計な反応は示しません。ところが、皮膚感覚が鋭敏な人はこの時に危険と感じ取ってしまい、脳から逃避行動のシグナルが発信されてしまいます。この時に、脳から下垂体、そして副腎に命令が下され、ノルアドレ

          感覚過敏について

          Ⅱ型糖尿病

          糖尿病は二種類あります。 基本的にⅠ型は自己免疫によるもので(膵臓のランゲルハンス島内のβ細胞が選択的に自己免疫の攻撃を受けて発症)、Ⅱ型は主に生活習慣が原因とされています。 膵臓にあるランゲルハンス島と呼ばれる組織にあるβ細胞が分泌するホルモンをインスリンといいます。 *α細胞=グルカゴン(血糖上昇) δ細胞=ソマトスタチン(インスリン、グルカゴン分泌抑制) インスリンが慢性的に不足した状態を糖尿病と呼びます。 インシュリン 血中の糖分を細胞に送り込み、エネルギー源と

          副腎疲労と塩分の関係

          副腎から分泌されているホルモン 副腎という臓器からは糖質コルチコイドの他に鉱質コルチコイド、アンドロゲンと呼ばれるホルモンも分泌されています。この内の鉱質コルチコイドというのはミネラルコルチコイドとも呼ばれ、副腎皮質ホルモンの一種です。 その鉱質コルチコイド中のアルドステロンと呼ばれるホルモンは、腎臓に作用しナトリウムと水分の再吸収に作用してナトリウムとカリウムのバランスを保っています。 副腎機能が低下すると必然的にアルドステロンの分泌も低下してしまいます。その影響で腎臓

          副腎疲労と塩分の関係