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アジフライと赤ワイン

ちょっと凹んでいつもならバスのとこトボトボ歩いてたら、お惣菜屋さんがあって、恐る恐る扉を開けてみた。

とうもろこしのパンナコッタだと!
ワインのあてであって、甘いのじゃない。

イートインもテイクアウトもオッケー。

アルコールはハッピーアワーでなんでも380円。

…と来たら、飲んでおかないとね。

店内しばらく貸し切り。

私の次に席に着いたのは、おひとり様のおばあちゃん。
「アジフライと赤ワインください」
「ソースかけますか?」
「ソースってなに?」
「普通の中濃ソースです」
「じゃいらない」

このやりとりを聞いて、この人は私の未来の姿に違いないと思った。

アジフライにはレモンと醤油だよね。
何か特別な美味しいソースがあるなら試したいけど。

店員さんと平気でべちゃくちゃ喋って、なにやらカラフルな洋服着てた。
いいお友達になれそうだったな。

ほろ酔いでバスに乗る。
すっかり日が暮れていて、夜のドライブが大好き(バスでさえ)だなと思った。

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