Endless SHOCK -Eternal- 2022 ああ、やっぱり大好きだ
2022年5月9日、人生で初めてのSHOCKに行ってきたよ!
楽しみで楽しみでその為に繁忙期を乗り切って、東京日帰りというなかなかの強行軍。正直帰ってきたときは疲れきってたけど、それを上回る興奮と楽しさと。例え次の日朝から仕事だったとしても一片の後悔もなかったね!正直初めて舞台で観るSHOCKだったのでつい目が光一さんを追ってしまって全体を観られたかというといまいちなので、できればあと3回くらい観たかったな。さすがに東京は無理だけど。
今回Eternalということでオープニングでとってもいい笑顔で挨拶するコウイチが既に切なかった。笑うなよ、もういないのに、もうみんなと笑いあうこともできないのに、やめてよって言いたかったね。
私はSHOCKのストーリーが大好きだけど結末が悲しくて仕方ないので、なんならずっと切なかった。「この時ショウリは」って笑いながら言うコウイチも、ネックレスを握りしめながら空を見上げるリカの横にたたずむコウイチも、全部全部切なかった。それでもあと何回でも観たいと思えた。それくらい最高の時間だったよ。その時間を忘れない為に印象の強かったシーンを覚書、あくまで覚書なので正確じゃない部分もあるよ、きっと!
初めて観る「SOLITARY」はもうはちゃめちゃにかっこよくてあのハットにジャケットの光一さんが舞台に現れただけで思わず叫び出すかと思った。
堂本光一という人のダンスはどうしてあんなに美しいんだろう。努力と鍛練のもとに生み出される指先まで一切の手抜きのない動き、ブレのないターン。かっこいいのは知っていた、でもあんなにかっこいいとは思わなかった。誰かがかっこよすぎて涙ぐむなんてそんな自分にびっくりだよ。
ジャパネスク、ああ、ジャパネスク。
舞台の中央にあの大階段が登場しただけで胸がドキドキしてどうしようもなかった。初めて見る大階段はよく見ると年季が感じられて所々傷なんかも見られて、ああ、この階段を光一さんは落ち続けてるんだということを実感して少し怖かった。殺陣のシーンが終わり階段の前に立ち当時を思い出して苦しむショウリ、この時の勝利くんの迫力には鬼気迫るものがあって、偉そうな言い方になってしまうけど配信で観た時よりもショウリという役に対しての成長が見られて素晴らしかったと思う。
配信の時はどこか幼さの残る感じがあったように思うけど、この日はコウイチのライバルとしてのショウリでグッと大人っぽさを感じた。舞台を続ける中で成長していくことができるなんてどれだけの努力をされてるんだろう、すごいカンパニーだなぁ。
そして全てが終わり見せ場の階段落ち、確かに光一さんの落ち方は堂に入っていて思ったよりは痛そうではなかったけど…でもあの落ちる様も落ちていく音も、何度も味わいたくはないな。たぶん私の眉間には思いっきり皺が寄っていたと思う。ごめんなさい、心配性すぎるオタクで。でもジャパネスクの殺陣、本当に素敵でした、光一さんの鎧姿大好きです。コスチュームに弱い人種なので。
2日前に演出が変更になった「Higher」。
急に思い立って演出の変更ができるって結構大変なことだよなぁ、脚本・演出・構成:堂本光一だということを実感するというか。そしてそれに対応されるカンパニーの皆さんもすごい、すごい世界だ。
どんな変更かは既に知っていたけれど、ただ知っているのと実際に目にするのとは大違いだね。コウイチとみんなのダンスから始まって、最初は戸惑っていたショウリも輪に加わる。そして次第にショウリの周りへと人が集まり最後にはみんなの後ろで一人闇に沈むコウイチ。
劇的な演出だと思った、確かにこれは過去と未来を暗示する演出で私はとても好きだった。好きだけどでも、でもこれは切なすぎるよ…
どこまでも孤独で、でもその結末をきっとこれでいいんだと思ってるんだろうコウイチの闇に沈む背中が切なくて私胸に刺さって抜けないトゲが一本増えた場面だった。
待ちに待った「夢幻」だよ!
私夢幻の光一さんが最高に好きなんだ。
終盤に入って体力的にも大変なはずなのに全く衰えを感じさせない。一つ一つの動きにキレがあって、舞台の上で白い衣装を着て踊る姿が月並みだけどまるで夢みたいだ。ああでも、この時コウイチはもうこの世にいないんだから夢みたいであってるのかもしれないね。
そして光一さんが腕の力だけで空を飛ぶフライングはめちゃくちゃに美しかった。腕の力だけで空を飛ぶってSHOCKを知らない人からしたら何を言ってるかわからないよね、普通。でもそんなわけのわからないことをずっと実現してる人がこの世に存在するんですよ、堂本光一っていうんですけどね。
いつか客席まで飛んできてくれる日が戻ってくるといいなぁ。
これはtwitterのほうでも呟いたけど、夢幻まで何度か泣きそうになった場面も堪えてきてたのに、夢幻が終わったあと胸で大きく息をしてる光一さんを見たらなぜか涙が我慢できなかった。しんどくないわけないよなぁ、でもそこを全く見せないでやってるんだよな、かっこいいな、本当に。
切なさの集大成「夜の海」。
この場面のコウイチって少し悲しそうではあるけども笑ってるんだよね、たぶんそれは自分が消えてもみんなが前に進むことがわかってるから。それはコウイチが望んだことでこれはハッピーエンドなんだと光一さんに言われてるような気さえするけれど…
でも、そんなこと知るか!!私はコウイチに生きていていて欲しかったしみんなと一緒に幸せになって欲しかった!!と私の中の何かはずっと叫んでた。わがまま言うなよって話なんだけど、だって悲しすぎるじゃない。自分は一人じゃない、みんながいるからこそ頑張れたんだってことに気付いた時にはコウイチはもうみんなの側にいられないなんて。
初めてSHOCKを観て、最高だ、大好きだと胸を張って言えるけれどたぶんこの先何回観ても私の中の何かは叫び続けるね。だからこそ何回でも観たくなるんだろうけど。
「CONTINUE」良い曲だよねぇ…
ラストシーンでコウイチが一緒に歌ってることにショウリだけが気付く場面好きだった。他の誰でもないショウリが気付くのは、3年後のショウリが劇場とカンパニーを守っていく立場に立ったからなのか。
そういう細かな演出にまでストーリーとキャラクターの成長を感じさせる堂本光一という演出家は素晴らしいな。
いやあ、とにかく面白かったし興奮したし楽しかったし切なかった。
生オケで聴く曲と歌声の美しさに圧倒されて、カンパニーの皆さんの凄さに感動する。舞台全体を通してとにかくお客さんを楽しませようという意思が明確に感じられて、ああなるほど、これが光一さんのエンターテインメントなんだなと実感させられた。ストーリー、演出、音楽、全てに堂本光一という人の人格が表れてる、かと言って押しつけがましいところは一つもない。SHOCKを観て光一さんを好きにならない人はいないと私は思うよ。
悔しいのは、初めてのSHOCKだったのでコウイチとショウリを中心に追ってしまって、他の方の動きをしっかり観られなかったこと。
綺咲愛里さんの一本芯の通った強さを感じられるリカや、前田美波里さんの凛とした美しさ、オーナーとしての包容力と愛を感じる素敵な笑顔と歌声。松崎さん、越岡さん、原さんのダンス歌のレベルの高さ。もっとちゃんと書きたいことがたくさんあるけれど回数が足りない。
今回は一階席だったのでできれば今度は二階で全体を観たい、三回目は一人一人の動きに集中して細かい部分まで拾っていきたい。そんなにチケットは持っていないんですけどね…
大丈夫!なければ取ればいい!まだ博多もあるんだからね!
初めてのSHOCKは間違いなく私の人生の中で忘れられない舞台になったよ。
たまらなく楽しくて夢のような時間で、とにかく全てが上質のエンターテインメント、ありがとう光一さん、大好きです。今までも大好きだったけどもっともっと大好きになりました。
東京公演残り半分、何事もなく走り抜けられますように。そして叶うなら博多でコウイチとヒロミツが観れますように。
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