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希望と現実と決心、アシスタント時代4

また、また。忙しい日々がまっていました。当時は料理の撮影が多く、機材が多く、カメラは大型カメラ4×5で撮影するために、フィルムの準備が大変で、一人で全部やるために時間がかかっていました。余分なことかんがえる余裕もなく、毎日が過ぎていました。時々ですが、そういえば手をつないで羽田空港の中をにげまくったときの手の感触や、カメラで撮られる時の笑顔を思い出してはちょいセンチメンタルに落ちていました。あれから

一か月過ぎました。夕方突然、先生の付き合っている彼女の誕生日のケーキを青山のヨックモックで買ってくるように頼まれてでかけました。店内に入ってケーキを注文しながら回りをみると、楽し気なカップルがいました。なにげなく見ていると、そのカップルの女性と一瞬ですが目があいましたエ~~エッ!!そういえば彼女だよ、と、でも目をそらされました。彼女はなにもなかったように相手の男性と楽しく会話にもどりました。そういえばこの近くにイラストレータの事務所があることを思い出しました。それだけのちょっとした出来事でしたが、瞬間の失恋、終わった、と気持ちを切り替えて事務所に帰りました。事務所に帰ると先生の彼女もいて三人でバースディーケーキを食べてお祝いしました。やっぱ、いまはカメラマンになるためにがんばろうと決心。とりあえず、同じ場所を撮り続けること、持続は力なりと、下町風景とそこに生きる人々「佃島」を撮ることに決めました。


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