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#140文字小説【誰にも渡さない】

足が止まる、視線の先に並ぶデザートは様々でジャンルの統一感など皆無に等しい。
その中で私は眠るように、けれど燦然と私の目からは輝く品が鎮座していた。これはもう逃れられない品だ、絶対に逃すことも誰かに渡す気もないーー私が愛する漆黒のコーヒーゼリーは、渡さない。


140文字で書くお題ったーをお借りしています。

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