高校1年の秋、学校で突然咳が出て止まらなくなった息子。病院をはしごしたのちに分かったのは、人間関係のストレスが身体に現れたということ。その後も頭痛や喉の詰まりなどに苦しみ、学校に行くのがしんどくなって… そんな日々、毎日のように担任の先生はわたしに電話をくれました。息子はもちろん、わたしのことも気づかうお電話です。 「お忙しいのにいつもすみません…」と謝ると、「いいえ〜、これがわたしの仕事ですから〜」と明るく軽く言い放つ先生。だからなんにも気にせず頼ってくれればいいんだよ、
お夕飯。 食べきれずにごはんをちょっと残したら、夫とむすこがえらい心配して「布団にいきなさい!クスリ飲んですぐ寝なさい!」と言う。 いやいや「副鼻腔炎でしんどい」ってずーっと言ってたよ。それを「またまた〜」くらいで交わされ続けてたんよ。 わたしがごはんを残すことに、そんなにインパクトがあるなんて…。わたしそんな食い意地はってるんか?! まぁともかく、食べないと心配されるってことは、ふだんの暮らしがまっとうなんだなって自信を持つよね。すぐ寝たよね。誕生日だったけどね。
そもそもこの本に惹かれたのはアートへの関心以上に、見えないという白鳥さんの気持ちや立ち振舞いについて知りたかったからだ。というのも、わたしはにおいがわからない。におえないことをあけっぴろげにして周囲とかかわることに、まだモヤモヤもある。だから、見えない白鳥さんが見える人たちとどうかかわるのか、それを知りたくてこの本に飛びついた。 20代前半に風邪をひいたかなんだかがきっかけで嗅覚障害になった。そういう嗅覚障害はすぐに治療をすれば治るらしいのだけれど、のんびりしていたわたし