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百訴えは一残しにしかず
お夕飯。
食べきれずにごはんをちょっと残したら、夫とむすこがえらい心配して「布団にいきなさい!クスリ飲んですぐ寝なさい!」と言う。
いやいや「副鼻腔炎でしんどい」ってずーっと言ってたよ。それを「またまた〜」くらいで交わされ続けてたんよ。
わたしがごはんを残すことに、そんなにインパクトがあるなんて…。わたしそんな食い意地はってるんか?!
まぁともかく、食べないと心配されるってことは、ふだんの暮
『目の見えない白鳥さんとアートを見に行く』を読んで、わたしは嗅覚障害と向き合う
そもそもこの本に惹かれたのはアートへの関心以上に、見えないという白鳥さんの気持ちや立ち振舞いについて知りたかったからだ。というのも、わたしはにおいがわからない。におえないことをあけっぴろげにして周囲とかかわることに、まだモヤモヤもある。だから、見えない白鳥さんが見える人たちとどうかかわるのか、それを知りたくてこの本に飛びついた。
20代前半に風邪をひいたかなんだかがきっかけで嗅覚障害になった。