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108冊目:山田くんと7人の魔女/吉河美希

こんばんは、Umenogummiです。


今日はちょっと不思議なラブコメディーを紹介します。



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山田くんと7人の魔女/吉河美希 作


朱雀高校2年の山田竜は学校一の問題児で、先生からは目の敵にされ、生徒たちからは不良として恐れられています。

ある日、同じクラスで学年1位の秀才・白石うららを階段で追い越した際、山田はうららを巻き込んで階段から転落してしまいます。目が覚めると山田はうららの姿に、うららは山田の姿に、つまり二人は入れ替わってしまったのです。

うららから元に戻るには入れ替わってしまった時のように階段から落ちればいいと提案され、二人は放課後試してみますが元に戻れません。
うららから「階段から落ちた時キスをした」からそれをためしてみようということになり、二人は元に戻ることができたのでした。

二人は実験をし、キスをすることでお互いが入れ替わることを立証、その後も何度か入れ替わるのですが、生徒会役員の宮村にバレてしまいます。

しかし宮村は二人が自由に入れ替われるよう、廃部寸前の超常現象部に入部させ、部室を自由に使えるように手配してくれたのでした。

その部で能力を探るうち、朱雀高校には「魔女」の能力を持つ女子が7人おり、うららはその一人で「入れ替わり」の力を持っているということがわかります。さらに山田もまた「キスをした魔女の能力をコピーする」ことができると判明し、山田たちは魔女探し、そして魔女たちの秘密を巡る物語に巻き込まれていきます。


とにかくヒロイン・うららがかわいい…!!
最初こそ生真面目な勉強漬けの女の子かなーといった雰囲気でしたが、山田たち超常現象部の部員たちと駆け回るうちに、表情は豊かになり、山田を一途に思う姿は健気です。山田は山田で単なる不良ではなく、困った人を見ると放っておけない(ただしすぐに力で解決しようとするところもある)本当は優しい性格をしています。

「相手を虜にする」寧々、「テレパシーができる」芽子、「未来を予知できる」マリアなど、うらら以外の魔女も可愛い女の子たちがたくさん出てきます。

普通のラブコメに飽きている方にお勧めの、ちょっと変わったラブコメです。


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