52冊目:C.M.B 森羅博物館の事件目録/加藤元浩

こんばんは、Umenogummiです。

先日15年の長期連載を終えたこちらの作品をご紹介。

画像1

C.M.B 森羅博物館の事件目録/加藤元浩 作

あらゆる権限を持つ「CMB」の指輪を持つ森羅博物館の少年館長・森羅と、男勝りの女子高生・立樹(たつき)が出会う、怪奇現象や、自然、文明などにまつわる謎を解いていく物語です。

大英博物館の3賢者の証であった「CMB」の指輪を持つ森羅のもとには、不思議な出来事や奇怪な事件が舞い込みます。森羅は「入館料」を取る代わりに(博物館に展示できるものなど、金銭ではなく森羅が望むもの)、事件を解決に導きます。
決め台詞は
「驚異の部屋(ヴァンダー・カンマー)をご案内します」
この言葉を合図に、物語の真相が紐解かれます。

しかし、事件の解決に乗り出すと、邪魔が入ることもあり、それを撃退するのは合気道の達人である立樹。頭脳の森羅と力の立樹のコンビは、息ピッタリ。立樹に出会うまで学校に通ったことがなく世間知らずな森羅に、立樹が物事を教える場面もあり、微笑ましい関係です。

事件が起こるのは日本に限らず、二人は世界中を飛び回ります。また、大きい事件もあれば、身の回りに起こる不思議といった小さなものもあります。

物語は後味の悪いものもありますが、不快というより、不思議な余韻が残ります。

ミステリーが好きな方にお勧めの作品です。













の謎が紐解かれます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?