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288冊目:花のち晴れ~花男Next Season~/神尾葉子

こんばんは、Umenogummi です。



今日は名作少女マンガの次世代のお話です。




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花のち晴れ~花男Next Season~/神尾葉子 作


あらすじ


資産家の子女が集まる英徳学園は、2年前に、伝説の4人組と言われたF4が卒業して以来、生徒数が激減し寄付金の額も減っていました。

現在は神楽木晴(ハルト)率いるコレクト5という5人組が、寄付金を払えない生徒を退学させるなどの庶民狩りを行い、英徳の品位を保っています。英徳学園のライバル校、桃乃園学院に生徒が流れていることもあり、ハルトは危機感を覚えていました。


ハルトたちは高級車で帰宅途中、車は飛び出してきた人を轢きそうになり、急停車します。その飛び出してきた人物は、英徳学園の生徒・江戸川音でした。音はとある事情から、高級車で登下校が当たり前の英徳学園に在籍しながら、徒歩で帰宅している途中で、コレクト5は彼女を訝しがります。


ハルトは中等部時代、F4の道明寺司に助けられたことから、彼に強いあこがれを抱いており、自身も強くなりたいと願い、さまざまな「ノビノビノビール(身長が伸びる?)」「筋肉増強ギブス」「奇跡の石(願い事が叶う)」などの怪しい通販グッズを買い漁っていました。荷物の受け取りは、執事の名でコンビニ受け取りにしており、執事が荷物を取りに行く予定でしたが、転倒してけがをしてしまいます。仕方なくハルトは、コレクト5の平海斗とを来るまで待たせ、自ら変装してコンビニへ荷物を受け取りに行きます。


しかしそのコンビニのレジを応対したのは、先ほど出会った音でした。ハルトは「怪しい通販グッズを買い漁っていること」を音に知られ、音は「父の会社が倒産し、蒸発。アルバイトをして家計を助けている」ことをハルトに知られ、互いに絶望の淵に落とされます。


ハルトは「庶民」である音を学園から追い出そうとしますが、音はもともとの勝気な性格から怯むことなく、「通販グッズ」を盾にハルトに対抗します。


感想


「花より男子」の正式続編です。花男はマーガレット(少女誌)、花晴れはジャンプ+(少年誌)へ舞台を移しての連載でした。




実は花男はちゃんと読んだことがなくて(連載初期に1,2話読んだのと、実写ドラマをちらりと見たくらい)、そんな前知識ほぼ0の私でも楽しく読めた作品でした。


内容は王道中の王道のラブコメなんですけど、それがとても安定しています。見ていてハラハラしたりイライラする場面もありますが、安心感があります。


私が好きなキャラクターはコレクト5の真矢愛莉ですね。最初は少女マンガによくいる高飛車で嫌な女子かと思っていましたが、友達思いで、純粋で、ちょっとツンデレなかわいい子です。


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王道のラブコメ、前作を見ていなくても楽しめますよ。

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