42冊目:忘却バッテリー/みかわ絵子
こんばんは、Umenogummiです。
忘却バッテリー/みかわ絵子 作
シニア野球で全球児をどん底に突き落とした怪物バッテリーと、同世代の球児たちが織り成す笑いあり涙ありの野球漫画です。
怪物バッテリーに心を折られ、野球をやめた山田太郎は野球部のない都立高校に入学。
そこで彼が出会ったのは、まさかの怪物バッテリーでした。
しかし智将と謳われたキャッチャー・要圭と話してみると、「パイ毛」などというよくわからない一発ギャグを披露され、山田は困惑します。
要圭曰はく、「記憶喪失なのよね」。
要の幼馴染で、怪物ピッチャー・清峰葉流火によると、もともと過酷な練習で自分を律していたが、野球から解き放たれた?ことで素の自分であるアホが解放されたとかなんとか。ちなみに野球には強い拒絶反応を示します。
記憶喪失になった要は、高校生活をラブ&ピースで謳歌しようと自宅の近所にあるかわいい女子の多い高校に入学をきめ、清峰はそんな要に付き合う形で、野球部のない高校へ入学したのでした。
ところが運命のいたずらか、発足したての「野球部」があり、さらに怪物バッテリーに心を折られ野球をやめた、俊足の二塁手・千早瞬平、強打と強肩の遊撃手・藤堂葵も同じ高校に入学していました。
笑わされた!と思ったら、じーんといい話だったり、ギャグの中にシリアスがうまく取り入れられています。
やはり試合の場面ともなるとシリアスな部分が多くなるのですが、その中にも細かい笑いがちりばめられていて飽きさせません。
心に傷を負った球児たちが多く出てきますが、仲間との練習や絆で乗り越え、成長してゆく青春ストーリーでもあります。
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