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328冊目:明日のエサ キミだから/若杉公徳

こんばんは、Umenogummiです。



今日はこちらの作品です。
突如現れた謎の生物が人々を次々に捕食していき…という内容ですので、嫌いな方、苦手な方はご注意ください。




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明日のエサ キミだから/若杉公徳 作



あらすじ



突如現れた謎の生物(のちにミケと呼ばれる)は、人々を次々に食い荒らします。学校に籠城した生徒たちは救助を待ちながら、一日一人生贄に差し出すと決め、60日が経過した今、残りは7名となっていました。

ビデオカメラで状況を記録する政井、リーダー格の酒井(彼の提案により一日一人生贄を差し出すことになった)、横暴な大久保、パシリの笹塚宗太と万田の男子5名と、生きるために女を利用する江藤と、キックボクシングのトレーニングを続ける山吹光の女子2名です。


数日の間にさまざまな出来事が起こり、酒井がエサになろうとしていた時、自衛隊のヘリが飛んできます。それを見た酒井は、ミケから必死に逃げますが命を落としてしまいます。笹塚、山吹、政井は屋上へ行くと、ヘリはすでに飛び立ち、見覚えのない6人が立っていました。

笹塚は思わずつぶやきます。

「エサが 増えた…?」



感想


始めに言っておきますと、主人公は一応笹塚なんですが、こいつクズです。生きるためなら何でもしようというしぶとさや悪運の強さはまぁ、主人公向きなんでしょうが、終始山吹さんとヤることしか考えていない。死の際に立ち、生存本能ゆえに子孫を残そうとかそういう感じなんでしょうか。

最近ではとある女性(山吹さんでない)のペットに成り下がってしまい目も当てられない状態に…。


主人公をはじめとする男たちは碌な奴がいないような。それでも今日、このマンガをお勧めしますのは、女の子たちが強くて格好良くてかわいいから。

ヒロイン・山吹さんは果敢にミケに戦いを挑みますし、ヘリから降りてきたひじりはのちのち大活躍をします。最近は主人公がペットになっていると書きましたが、そこのリーダー格であるミアは許されない過ちを犯しながらも、残った人たちを守るために仮面を被り、戦います。

強くてしっかり芯を持っている女の子って大好きなんですよねー。
お話の趣旨から外れていますが、彼女たちの活躍を見るために読んでるようなものですね。


著者はデトロイトメタルシティ(こちらは未読)の若杉公徳氏です。


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