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190冊目:ハコヅメ~交番女子の逆襲~/秦三子

こんばんは、Umenogummiです。

190冊目です。もうすぐ200!



今日は異色の警察マンガです。


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ハコヅメ~交番女子の逆襲~/秦三子 作


ゆるい警察官の日常を描いたマンガです。ゆるさの中にも事件が起こると、そこはやはりプロ。ピリッとした緊張感が走ります。


新人巡査の川合麻依は、岡島県警町山警察署の交番に勤務しています。安定した職業に就きたいと思ったことから、公務員を目指し、警察にしか受からなかったという背景のある彼女は、ブラックじみた警察の業務に嫌気がさしていました。

そんな彼女の元に、元刑事課の巡査部長・藤聖子が指導員としてやってきます。藤は超が付くほどの美人で、警察学校を首席で卒業し、刑事課でも活躍していたようですが、後輩へのパワハラが原因で、交番へと左遷されてきたといいます。


藤の仕事を間近で見ていくうちに、川合も警察官として少しずつ自信をつけていき、成長していきます。藤も川合を可愛がり、時に厳しく指導に当たります。



警察ものというと、どうしても男性が活躍しがちですが、こちらは女性が少ない職場ながら、女性が男性警察官と対等に、あるいは男性警察官にはできない職務をこなしたりしていてとても格好良いです。(逮捕しちゃうぞ(藤島康介 作)とかも女性が活躍していますね)

とくに藤は中身がゴリラと言われており、男性も恐れる存在となっています。


このマンガは、作者の秦三子氏が実際に警察官として体感してきたことを踏まえて描かれています。曰く、若い人に警察官という仕事を難しく考えずに、興味をもってもらうためにどうしようかと考えたそうです。そのときにマンガが良いのではという結論に至ったそうです。

詳しくは、下記の作者インタビューをご覧ください。



驚くべきは、作者はこのマンガを描くまでまったくマンガを描いたことがなかったということ。もともと絵が上手かったようで、似顔絵警察官の業務もこなされていたようです。

(似顔絵警察官といえばこちらのマンガ)


元警察官による、リアルなゆるーい警察官の日常マンガ。
警察のイメージが変わるかもしれません。



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