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270冊目:テニスの王子様/許斐剛

こんばんは、Umenogummiです。


今日は学生時代ドはまりしていたスポーツマンガをご紹介します。



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テニスの王子様/許斐剛 作



あらすじ


小学6年生の竜崎咲乃は、ジュニアテニストーナメントを観に行くために祖母と待ち合わせをに向かう途中、電車の中でテニスラケットを得意げに振り回す高校生の集団に囲まれ困惑していました。

自分と同じくらいの年の少年が、彼らに注意をしたことで咲乃は無事に待ち合わせ場所へとたどり着きます。そこで、先ほどの少年―越前リョーマからテニス会場の場所を尋ねられます。

祖母で青春学園中等部テニス部の顧問をしている竜崎スミレと合流した咲乃は、自分が誤ってリョーマに反対の方向に教えていたことに気が付きます。


会場でリョーマを見つけ謝罪する咲乃でしたが、リョーマはすでに5分遅刻で失格となっていました。
さらに会場には先ほどの高校生がおり、二人に絡みます。

リョーマは高校生と練習会場で試合をすることになりますが、リョーマは高校生を圧倒します。

そこへスミレがやってきて、咲乃はリョーマがアメリカJr大会4連続優勝の天才少年であることを聞かされます。
リョーマは高校生との試合に勝ち、さらには利き腕と逆の腕でプレイしていたことがわかり、周囲の度肝を抜きます。


数週間後、青春学園中等部に入学した咲乃の手にはテニスラケットがありました。さらに同じ学校にリョーマも入学していたことを知り、咲乃は驚きます。

リョーマはテニス部の仮入部で、2年レギュラーの桃城武に目をつけられ、試合をすることになっていました。



感想


今思うとなぜあんなに嵌っていたのか不明なんですが笑、初期は真剣な熱い正統派スポーツマンガでした。
(なぜに今の様なよくわからないバトルインフレスポーツマンガになったのでしょうか…まぁあれはあれで面白いんですけど)

作者の許斐氏は、テニスのインストラクターの資格を持っていると聞いたことがありますので、普通のテニスとは一線を画した作品を書きたかったのかなぁと想像しています。勝手なイメージですが、そういった姿勢は高い画力がありながら絵画の可能性を模索し、挑戦的な作品を発表し続けたピカソを彷彿とさせます。


ヒロインだったはずの桜乃ちゃんの影がどんどん薄くなっていって野郎ばっかりになっちゃったのは少し残念なような気もします。
スポーツとヒロインとのロマンスって結構楽しみな部分もあるので。ただリョーマが恋愛というのはあまり想像つかないのでこれでいいのかも?


間違いなく(いろんな意味で)スポーツマンガに新たないページを刻んだ作品です。

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