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135冊目:BOY/梅澤春人

こんばんは、Umenogummiです。

今日はちょっとド派手なヤンキーマンガです。


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BOY/梅澤春人 作



世界最強を目指す日比野晴矢は高校入学早々、上級生とけんかをし、停学を食らっていました。ある出来事がきっかけで、同級生で画家を志す岡本清志朗と親しくなり、性格はまるで違うのに二人はよくつるむようになります。清志郎は小柄ながらかなり根性があり、フランスに留学するための資金を夜の工事現場のアルバイトで貯めたり、不良に絡まれてぼこぼこにされても立ち向かう芯の強さを持っています。晴矢は清志郎のそう言った男らしい部分を買っているのだと思います。

晴矢は世界最強を自称するだけあり、かなり腕っぷしが強く、四次元ポケットになっている背中から金属バットを取り出し多人数相手でも怯むことなく、むしろ挑発します。時には人間のみならずライオンさえも手なずけてしまう無茶苦茶っぷりです。

目立つことが大好きで、同級生で「ファイヤー・ガンズ」というバンドを持っているギタリスト・一条誠と共闘する場面も結構あるのですが、一条が目立つと怒ります。

かなり怒りっぽいながらも、実家は教会であるからか、優しい一面も持っています。清志郎が大けがを負わされた際には敵をとったり、のちに清史朗のガールフレンドとなる同級生・山奈みちるが盗まれた兄の形見や、バイクを取り戻したり、と仲間想いです。


不良たちがいたるところで溜まっていたり、喧嘩に明け暮れている荒んだ町が舞台です。。。話のテーマ的には仕方ないかもしれませんがこんな街には絶対住みたくないです。それでも話がシリアスになりすぎないのは、晴矢の派手な性格と、絶対的な強さで「何とかしてくれる」と思えるからですね。

個人的には清史朗とみちるのカップルが大好きで、二人が仲良く行動しているのを見ると、ほのぼのします。荒んだ町にはこういった癒しシーンが必要ですよね。


なかなかハードな表現が多々出てきますが、晴矢がすべてを吹き飛ばしてくれます。

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