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どうして”ちむどんどん”しないのか・・・
朝ドラ「ちむどんどん」が、どうしてしっくりこないのかを考えてみました。
(1)ドラマ全体にテーマがない(ヒロインが何を背負い、どう乗り越え、何を成し遂げたいのかが不明)
(2)主人公家族に優しさがない(相手の気持ちを考えずに自分達のやりたいようにするだけ)
(3)コント演出がすべっている(真面目に描くべき大事な場面に限ってコント風に茶化すのでシラケる)
(2)に関して、Twitter界隈の方々が毎日厳しく言及されていますが、たしかに「その言動はないよね。」ってギョッとする場面が多いのは確かです。
そうは言いつつも、
ボクは(1)ドラマ全体にテーマがない ことが一番の問題点だと思います。
「沖縄の女の子がフラっと上京して結婚するだけの話」になっているのはそこが原因なのかも・・・
例えば、
「ヒロインが沖縄出身ということで時代背景上、都会で差別を受けるがそれを明るく乗り越える」とか、
「死んだ父親が成し得なかった東京での沖縄料理店を経営する夢を引き継ぐ」とか、
ヒロインが背負い向かっていく「何かしら」があり、その先にドラマ全体が伝えたい「テーマ」が見えてくる。
その「何かしら」がドラマの推進力になりつつも、壁となる事件や軋轢を乗り越え、ヒロインが夢を叶える。
夢があるからヒロインは頑張る。その姿に感情移入した視聴者が応援する。という流れが生まれる。
それがなければ、ヒロインが特にがんばっているように思えず、成り行きで日々生きてるだけのドラマになる。
少なくとも沖縄料理の紹介をすることがテーマではないはずです。
(今思えば、ヒロインがとにかく食べることが好きという設定も怪しい雰囲気はありましたが・・・)
仮にそうだとしても、まだ東京で沖縄料理が知られていない時代に、初めて沖縄料理店を開く女性経営者の話にする方がしっくりきます。
最近よく「オレら今、何を見せられてんねん」という表現がありますが、まさに「テーマがさっぱり見えないんですけど」ってことだと思います。
むしろ、母親をはじめとする親世代の脇役には戦時中に「背負ったもの」があり、今もそれと向かい合っていることがよくわかります。残念なことに娘世代のヒロインとは「沖縄の背負い」がリンクしないので別に沖縄出身である必要性も感じません。もう少し、時代設定が昔でもよかったのかもしれませんね。
まぁ、同じ朝ドラでもテーマのあるナシでこうも違うんだと痛感しました。そういえば、「なつぞら」もこんな感じで見れば見るほどポカ〜ンとした記憶があります。
朝ドラについて感じたことをツラツラと綴ってみました。
ちなみに、賢秀ニーニーと愛ちゃんは10年前「キョウリュウジャー」で共演していたことは言うまでもありませんね🦖
披露宴に無理矢理連れていかれる智ニーニーはミストのオマージュだったのかな😱#ちむどんどん pic.twitter.com/Ab01WAxzHl
— 梅本 貴雄 (@umemototakao) August 11, 2022
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