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『スキー,カレー,へぎ蕎麦,古本,楽器 2021』

このタイトルのものが揃う街が東京にある。
『御茶ノ水』だ。
よしえさんが
「何年か振りにスキー板を新調したい」
そう言うので一緒に出かけて来た。
ま、折角の”カレー激戦区”御茶ノ水だ。
ランチは南インドカレーを食う予定にして出かけた。

その店は京橋にあるカレーの名店から引き抜かれた
インド人の名コック2人が厨房で香ばしいカレーを作っている。
南インドのカレーはマニアには堪らん味なようだ。
僕もカレーは大好きで最近では週に2、3度は食っている。
日本系はもちろん、イギリス系、北インド系、
そして、カレーうどんもカレー南蛮も好きだし、
T野さんがダメを出すネパール人のカレーも僕は好きだ。
要するにカレーは好きなのだ。

で、
今日は2年ほど前に出店したと言う「三燈舎(Santosham)」で
ランチをした。ランチタイムの予約は出来ない。
やはり人気の店らしい。僕らも並んだ。
南インドカレーには例の”ナン”がメニューにない。
もっともあの皿からはみ出てるデカい”ナン”は
日本特有のデカいサイズらしい。
日本人に受けが良いのでインドカレー店で流行ったそうだ。
初来日したインド人は「ジョークかと思い」大笑いするそうだ。

ここのライスは細長い。米にしてはスゴく長い。
タイ米のようにパラパラとしているがとても美味い。
3種類のカレーと2種類のスープなどが盆に乗って来た。

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インド人だと手で食えるのだろうけど
僕らはスプーンを使って食った。
カレーやスープを適当に米にかけて食う。
2週類のカレーやスープをかけて
味をブレンドにするのもまたいい。

カレーで気をつけなくてはいけないのは
どんどん食えてしまうことだ。
無料ライスのお代わりなどして調子に乗ってると
店を出てから腹がパンパンになってることに気付く。
そう、実はカレーというものは
食い過ぎに注意しなくてはいけない
悪魔の食事なのだ。

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食べたのはC SET。
いやあ、美味かった。
家を早く出て来た甲斐があったと言うもんだ。
並んでまで食った甲斐があったと言うもんだ。
そして、
本題のスキー選びに馴染みの店に行って驚いた。
「最近、スキーは扱ってないんです」
「ええ?なんてこった!?」
「今はインライン・スケート(※1)がメインなんですよ」
アジャッパ〜!!!
ってんで、昔馴染みのもう一軒を訪ねた。

こちらはすっかり大店になっていて
それはそれで
「おお、なんてこった!?」だった。

久しぶりに見る新しいスキー板はやはり新鮮だ。
なんと、よしえさんは最新のスキーを買い込んだ。
来月の八方尾根で楽しむ為のニューモデルだ。

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「じゃあ、僕も」
と、思ってチョイスを始めたのだが
店員の説明を聞けば聞くほど悩む。
第一、自分の足前を店員に説明するのが難しい。
「大体の斜面は滑れますが、誰でも簡単に
スイスイと滑れる板はどれですか?」
「あ、このロッシの色はいいなあ」
「お、このアトミックもいいのかあ?」
なあんて言ってるうちに
「ま、今年はいいや」となってしまった。
色々ありすぎるとね。
迷っちゃってチョイス出来ないよね。

よしえさんは
ベースワックスも塗ってくれるように注文した。
「はい、じゃあ1時間ほど時間ください」
ってんで、
僕らは時間潰しに「へぎ蕎麦・こんごう庵」へ行った。
ここで一杯飲んで時間を過ごそうと考えたのだ。
まずは蕎麦前だな。
新潟の酒と旨い肴の店だ。

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普段は通し営業ではないのだがコロ助騒動のため
休まず8時まで店を開けているようだ。
まず、日本酒は緑川、鶴齢をたのんだ。

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蕎麦前は舞茸の天ぷらだの、アジのタタキだの、
銀杏だの、新潟名物「栃尾揚げ」など食ったら腹一杯だ。
楽しみにしてた新潟の「へぎ蕎麦」を食う余裕はなくなった。
あははは、食いすぎだな。

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さ、すっかり暗くなって来たので店に板を取りに戻った。(※2)
月の綺麗な御茶ノ水だ。
結局、僕が買ったのは冬登山用のアンダーウエアーと
コロ騒動でも使えそうなネックウォーマー。
よしえさんは久しぶりの新しい板にニッコニコだ。
帰り道、板を抱きしめながらスキップする足音が
東京の夜に響き渡っていた。

   うめ。2021.Jan.26th
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(※1)インライン・スケートはローラースケートの一種だ。
(※2)月の写真。写り込んだお店で買ったわけではない。

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