『ヘンケルのハサミは良く切れる』

   我が家の台所にヘンケルのハサミがある。
例のゾーリンゲン(ドイツ)にある会社だ。
「双子」のトレードマークがある。
「ZWILLING（ツヴィリング）」
まさにドイツ語で「双子(Futago)」の意味だ。
ドイツ語の２つはZwei(ツヴァイ)な子供(Ling)ということか。
ドイツ人は２つ「ツヴァイ」と３つ「ドライ」の発音が
少し似てるので間違えないように
「ツヴァイ(Zwei)」を「ツヴォー(Zwo~)」と
発音する時がある。
僕はこのツヴォーという発音が好きで
ドイツに住んでいた頃は
一杯でいいのについ「ツヴォー ビァ〜 Bitte」とか
わざわざビールを２杯頼んでいた時がある。

家にはいくつかハサミはあるのだが
このヘンケルも本当に良く切れるのだ。
このハサミはなぜこんなに気持ちよく切れるのだろか。

さぞかし高価なのかと思い調べてみると
値段は2千円程度でしかなかった。
これって安すぎないのか？

このハサミはよしえさんが
結婚式のお返しギフトカタログから選んだそうだ。
とにかく気持ちの良い切れ味なのだ。

ならば、
髭を揃えるハサミを買い替えようかと思い
ネットで検索するとこれもリーズナブルな値が付いている。
ま、安いのは嬉しいのだが
いいのか？この値段で。

この双子のマークでも有名なゾーリンゲンだが、
僕は学生時代をケルン(ドイツ)で過ごし、
ゾーリンゲンのオーケストラに友人もいたので
よく遊びに行っていた町だ。
だから、
床屋もゾーリンゲンの店に通っていた。
あのオヤジさんも切れ味のいいハサミや
カミソリを使っていたんだろうか。

さっき菓子袋の封を切ったのだが
本当によく切れる。
菓子袋など手でも切れるだろうに!!
と思うだろう、その通りだ。
だが、問題は快感度なのだ。
切れ味の快感度がすごいのだよ。
スッと切れる。

後にヴッパータールを拠点にする歴史的な舞踏家
ピナ・バウシュもこのゾーリンゲン出身だ。
日本の関や燕市と姉妹都市かと思ったら
そうでもないようだ。

こんな「ぼっち」マークもある。
こっちのはカジュアルな物らしい。
切れ味は知らない。

さて、
今日は映画を観に行くつもりだったが
のんびりしてる内に時間が過ぎてしまった。
とりあえず明日観にゆくことにする。

　　うめ。 2022.2.23
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店のライブ配信を始めてから
とにかく仕事が大量に増えた。

ネット配信用のPRアイコン制作のために
出演者からのコメントや写真の送付お願い。
そして、配信Ticketを買ってくれた人への
視聴用「合い言葉」返信メールの送付、
そしてそして、
当日の配信マイクセッティングとか
音響のチェックとか。
それがまた、配信用の音響がとても難しいのだ。
とにかく一発勝負のレコーディング状態なのだからね。
しかも、
聴いてる側がどんな機器で聴いているのかが
分からない。
スマホでイヤフォンかも知れないし
パソコンでヘッドフォンかも知れない、
いや、ヘッドフォンなどで聴かないかも知れない。
或いはキチッとしたオーディオシステムかも知れない。
要するに低域をどの程度収録するかも問題となる。
出来る限り演奏者に忠実なキレイな音を届けたいからな。
しかし、幸いそれら配信音響の問題も
昨年オーダーしていたGマイクが届いてからは
随分と解消されつつある。
が、演奏者の
「返しの音のモニター下さい」
この一言で大体がパーになる。
「モニター下さい」は
生で出してる音を
「スピーカーからも出せ」
と言ってるのだ。

配信用の収録マイクで
ステージで出してる生音と
スピーカーから出る音の
両方の音を拾うわけには行かないのだ。
ハウリングや音のヅレを起こしやすいからだ。
だから、そんな場合は
マイクセッティングで工夫するしかない。
これがクソムズ(とっても難しい)のだ。

しかし、
その奮闘努力の甲斐もあってか
今ではパリ(フランス)の放送局から世界に向けて
エアジンライブが定期的に紹介されるまでになった。
これはミュージシャンたちにとっても
店にとっても素晴らしい話なのでメデタイのだ。

我がライブハウス「横濱エアジン」は
毎回、出演者も演奏内容も違うので
音響も映像も気を抜けない。
今、エアジンのライティングは
レンブラントやカルバッジョ、フェルメールの
絵などから大きなヒントを得ている。
流石にコンビニのような蛍光灯の明かりでは
ライブシーンにならないからだ。

それらと並行して大事な仕事は
「配信が視聴出来な〜〜い」
とかの苦情への説明メールや
「今日の店内は祝・SOLD OUT」
と言ってるのに
「２名でよろしくです」
などのメールに出来るだけ定寧で
簡素な返信をしたりする。
それと、
当日は来店するお客様と出演者への対応。

配信直前や遅れて来る人には困りますが
そんな場合はドリンクの注文などは
あとにして席に行って貰います。

ともかく仕事、多過ぎだよね？
予算がないからなあ、人も雇えない。
ってか配信Cameraチームの
T野さんとYosieさんには
ボランティアして貰ってました。
感謝であります。
これからもよろしく!!!(ペコッ)

こうしてコロ助騒動が起きてから
エアジンのライブも店も大きな変化を見せている。
出演者もずいぶんと変化してきた。

ともかく、
新しいエアジンが始まったな。
そんな気分の最近だ。

　うめ。
　　2022 feb.24th

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配信のご案内
https://umemotomusica.stores.jp
アンコールは下記URLで無料公開してます。
https://twitcasting.tv/f:3699368336770832

横濱エアジン公式HP
#(ライブスケジュールなど)
https://www.airegin.yokohama

配信モニター用のヘッドフォンを買い替えました。
定番らしいSONYではなくSENNHEISERです。
ま、これもその世界では定番らしいのですが、
今まで使っていたお楽しみ用の高価なAKGとは
全く違う音が聞こえるので爆笑です。

そうか、
音響のプロたちは全く別の世界に居たのだな。
じゃあ、僕もちょっと覗かせて頂きますよ。