『 坐骨神経痛っ2022 』
坐骨神経痛
というのは症状であって病状ではないらしい。
「イテテテッ」っとなったのは先月11月の半ばだった。
痛風も痛いが、これもひどく痛い。
思い起こしてみれば前兆がなかったわけではない。
エアジンの大断捨離(大掃除)を2日間に渡って朝から夕刻まで
調子に乗ってせっせと重いものなどを捨てる作業をしていた。
どうも、それが原因だったらしい。
その翌々日辺りに腰周りがちょっと痛くなったのだ。
ストレッチでも治りそうな感じだったが
「一応、腰痛ベルトでもしておくか」
と思い、ぐるりと巻いて2~3日過ごしていた。
案の定、いつものように腰痛は直ったのだが
今回は何だか左足に違和感が出てきた。
ぽんぽんと2~3度も左足を投げ出すような仕草で治りそうな
軽い違和感だった。
しかし、
3日ほど経っても治らないどころか
左足全体がどんどん痛くなってきた。
次第に数分間でさえ立っているのが辛くなり
すぐに足が痺れて我慢できずに座り込む有様となった。
これが不思議なことに座っているのなら
何も痛くないのだ。
しかし、歩くのは痛い。
まあ、連続して歩けるのは5分ほどになってしまった。
だから、電車でつり革につかまって
”立っている”なんて芸当は出来なくなっていた。
しかし、
「階段の登り降りは何故か痛みはありません」と、
専門のクリニックで言ったのだが、
今ひとつ原因が突き止められないようだった。
この坐骨神経が痛いって原因は
腰椎推看板ヘルニアか、腰部脊柱管狭窄症か、
腰椎すべり症というのが専らの原因らしい。
それらでないと「分からない」ということになるようだ。
だからさあ
「レントゲンとかMRIとかで調べてもらったら?」
と、よしえさんが知り合いの歯医者に言われたらしい。
そうか歯医者さんが言うんなら
「総合病院の整形外科で診てもらうか」
ということになった。
俺の母はとにかく病院嫌いで
体調を崩しても滅多に病院には行かない人だったが
百歳を過ぎるまで生きた。
その子供にしては
あっけなく病院へ行ってしまう俺なのだ。
「う〜ん、これといって問題はありませんねえ」
整形外科のドクターはMRIの画像を示しながら俺に説明してくれる。
しかし、問題はない。って言われても痛いんだからなあ。
結局、痛み止めの薬が出て
「様子をみてみましょう」と放棄されてしまった。
その日も次の日もエアジンは配信ライブがある。
休むわけには行かないので痛みを堪えながら駅に向かう。
馬車道の途中でひと休みすることになる。
エアジンはもう目と鼻の先なのにだ。
しかし、
あのエアジンへの階段は平気の平左なのだ。
足を伸ばしてると神経が何処かに触るのだな。
これは俺にしか分からない。
そりゃそうだ。
「痛み」なんてものは個人的なものだから
体験者以外は分かりはしない。
で、店で
「実は坐骨神経がさあ」と言ったら
「あ、私もやった」「ええ、俺もです」
とかなんだかポピュラーなヤツらしいことが分かった。
だが、そんなことが分かっても痛いのは痛い。
もう、配信の音響などテキトーにしたい。
というわけには行かない。
エアジンからのライブ配信なのだからな。
とは言っても痛いから音に集中できない。
とまあ、そんな状態が続いていた。
ついに越生(おごせ)にも行くぞ!!という計画が頓挫し、
寿徳庵(手打ち蕎麦)さえも行くのを諦めるしかなかった。
そんな最中(さなか)に
池上比沙之さんのお別れ会がピットインであった。
「ピットインまで歩けるか?」
そんな状態だったはずなのに
豊橋から参加していたミワさんに触発されたのか?
俺の何かが見栄でもはったのか
翌日もフレンチを食べ、横浜を歩き回り
挙句はラー博で黒ラーメンまで食う、
という芸当を見せた。
この頃の痛みはピークが「10」だとすると
「8」くらいはあったはずだ。
あれから、
その痛みが腿から次第に消えていって
ふくらはぎ、くるぶし、と来て、
今日は指先が痛い!!までに小さくなった。
(が、足の指先には坐骨神経はない)
今日は痛みが「1.5」位にまで治っている。
このまま行けば年末年始の小旅行など楽しめそうだ。
あ、そうだ。
明日は新宿で即興ダンサーの「木村由」さんの
ドキュメンタリー映画に行くのだ。
Kinoシネマは駅から近いので全く心配はない。
とにかく今年も最後まで色々なことがあるな。
そうだ、この後
サッカーの試合があるんだったな。
うちの近所出身の
世界的ボクサー井上尚弥は勝ったようだな。
おめでと!!!
うめ。2022.12.13