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19.彼女がいても、それでもいい

危なっかしい出会いから始まったYへの片思い
1回目のお台場デート
2回目のデート
を終えて

彼女より私を選んで欲しいとかっていう気持ちより、
彼女がいてもそれでもいい
それでもいいから会いたいと思っていた。

(↓この投稿のつづき)

こう考えるのは、しくじりマインドから来てる

私はモテない
両思いになるのは奇跡
私と付き合ってくれる人は少ない

だから、
彼女にはなれなくても
会ってくれたり、優しくしてくれることが嬉しかった。
彼女になれなくても
充分満たされていた。

私を1番に大事にしてほしいっていう気持ちより
私がYを1番に大事にしていて、
1番じゃないけど、大事にはされている。それでいい。


↑この記事でも書いているけど、自分に自信がないのに、思いきりはいい。
自分の素直な気持ちをまっすぐに伝えたり行動したり出来るから
見方によっては、自分に自信があるようにも見える。

でもこれは、付き合うことをそもそも奇跡と思ってるから
諦めてるからこその思い切り。
ここまでして付き合えたらラッキー。と思うことで、自分が苦しくなりすぎない。
ように、自分を守っているんだと思う。

3回目のデートは、上野動物園
動物園や水族館っていう定番デートスポットに
まだまだ夢見ている私は、この日は、お弁当を作っていった。

お弁当の中身のチョイスでさえ
良く見られたい」を気にしていた覚えがあって、
冷凍食品に頼らず、見た目も味もよくなければいけない
とお弁当ひとつで緊張していた。
(そんなに緊張するなら、作らなければいいのに)

でも、それが恋だよね。

今は、主婦歴も長いから、何も考えずお弁当が作れて、
緊張して時間をかけたお弁当よりも
見た目も味も良き。これが経験の差なのかしら。

この日のデートは
並んで歩くときには、手をつないでいた。
時折、肩を組んで歩いてくれた。
そのたびにキュンキュンしていて
もっともっと一緒にいたいと思いは膨らんでいた。

動物園のあと、2駅くらい先に留めてあるYの家の駐車場まで
一緒に歩いて向かって、東京駅の夜景が綺麗だよと、
少し遠回りして、私の家まで向かった。

車だから、帰りの時間を気にしなくてもいいと思った私は
帰りたくない雰囲気全開。いろんなところに連れ回して、
たくさんしゃべって引き留めてた。

そして、そのままホテルへ
幸せな時間だった
嬉しかった

でも、実は、この日、親友からメールをもらっていた。
「自分をもっと大切にしなきゃダメだよ」

私が、こういうことになるって、お見通しだったから
忠告してくれてた。

私は、この忠告メールをもらっても、
彼女がいても、それでもいい

って思っていた。

ことが終わってから、2人で冷静になって話をした。
2人の関係について、真面目に・・・

(つづく)



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