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静けさ

30人くらいで輪になって瞑想する夢を見ました。
とても明るく気持ちの良い部屋にひとりひとりとやって来て瞑想をはじめる。部屋につくと言葉は交わさず各々静かに座り目を瞑る。私は眠っていたのか?瞑っていた目を開けたところで心地よいベルが鳴り響いた。もう一度目を瞑りみんな一斉に瞑想をはじめた。その静寂の心地よさ。今まで体験したことのないクリアーな静けさで最高に至福の時間だった。瞑想会が終わった後、参加者の女性のひとりが誕生日だったようで、happybirthdayと書かれたプレートにお祝いのデザートがやってきた。

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子供がいて、家庭があると、賑やかなのはいいけれど、雑音に感じるものごとも多い。事実、テレビの音やゲームの音、「お母さん」と呼ぶ声、いろんな音にまみれた生活をしているから、たとえ夢の中と言えども、「静寂」の中に身を置けたのはとっても心地が良かった。静寂というありがたいプレゼントを夢の中でいただいたようでした。

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先日、耳の聞こえないお子さんを育てるお母さんとお話しをする機会があった。日頃は補聴器を付けている。けれど、野球の試合の時になると、補聴器を外すそうだ。そのほうが集中できるから。その話を聞いたとき、私は彼が体験している静寂の世界を同じように体験することはできないけれど、なんとなく、それがどんな質の静寂なのかわかった気がした。それはとてもとても崇高な、言葉には表せないけれど、孤高の人しか味わうことのできない特別な静寂のような気がした。

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世界で最も素晴らしく、最も美しいものは、目で見たり手で触れたりすることはできません。
それは、心で感じなければならないのです。

第六感は誰にもあります。
それは心の感覚で、見る、聴く、感じることがいっぺんにできるのです。

- ヘレン・ケラー -



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