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2023年初夢覚書~心が変われば見える風景も変わってくる~

2023年初夢

一年の計は元旦にありというけれど
夢の世界でも、元旦の日に見た夢(1月2日の朝起きて覚えていた夢)は
その一年を象徴するという。

私が学んでいる夢療法の世界では「初夢」をとても大切に扱い
初夢から一年の見通しをたてる「初夢会」をひらく。

初夢は1月2日の朝の夢といわれても、この日に夢を見られる人が
いったいどれくらいいるだろうか…(正確に言うとみているけれど忘れてしまっているのだけれど)

年明け一か月くらいの間が「初夢期間」
その間で一番印象に残った夢を「初夢」とし
「初夢会」に持ち寄り夢をよみとく。


特にポイントになる日もあり、元旦、1月の新月、満月、そして2月3日の立春の日の朝も、旧暦のお正月なのでメッセージ性が高いようだ。

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今年の私の初夢は、まさに、1月2日の朝の夢。この後の一か月の間に見た夢の中でも、この日の夢が一番というくらい印象に残った。



長野の実家の風景、子供の頃からのなじみのある風景。ちょっとした藪のような中をのぼってゆく「小山坂」と呼ばれている道があるのだけれど、私はそこを歩いている。自分の通った高校の制服を着た女の子二人組に出会う。一人の女の子がかつてのクラスメイトに似ていて「富田さん?」と声をかけるも、人違いだった。

場面は変わり…坂道を登り切ったところに、実家の柿畑がある。私は古い大きな柿の木に登り遠くを見ている。いつもと変わらない、山に囲まれた風景が見えている。

ノスタルジックな雰囲気の漂う夢だった。

柿畑から撮った写真てそういえばないのだけれど、田舎の風景ってこんな感じ。


田舎
田園風景には神の、宇宙の諸力の御業が宿っています。この夢は疲れた心、傷ついた心が癒され、再び想像力と結びつくことを表します。

夢は神さまからの最高のシグナル 坂内慶子著より

(木、柿、学生、坂道、畑、も大切なキーワードですが長くなるので省略します)

初夢会は、夢主ひとりひとりが見た夢を語り、そこに集まった人ひとりずつ、それぞれの参加者の見た夢から受けた印象を伝えてゆきます。

今年はとてもシンプルで、この夢がどんな夢だったか説明しているうちに自分で夢からのメッセージを受け取ってしまった。
だから、みなさんが言ってくれたことをほとんど覚えていない。

この夢を見た時は気が付かなかったのだけれど、
夢の絵を描いて、どういう夢かみんなに向けて説明した後

「ああ、そうか、私は木に登って遠くをみたら、何かが見えると思ったんだ。だから、木に登ったんだ!でも、見えたのはいつもと同じ風景で、学生の頃から、かわらない風景。
高いところから見渡したら、違う景色が見えると思ったけど、現実はかわらないんだ」


要するに…風景は変わらない

でも、私の心が変われば、同じ風景を見ても、色彩も違ってくるし
まばゆい光に満ちた光景を見ることができる。

どんなに高い木に登るかが重要ではなく
私の心の持ち方が重要なんだ…


もう一度、畑に降りて…
変わらない日常に戻ろう。
日々の生活をいかに充実するものにできるか
私のこころがよろこびであふれるように
ささやかな日常を大切にしよう。

どうやら、そんなところを意識しながら過ごし…
謙虚な心を忘れないようしながら…
一年後に見える風景が楽しみである。

で、やっぱり気になる…どんな風景が見えるのだろうか…(笑)


その2,夢のシンクロ

初夢会のあと、一週間くらいたったころだっただろうか

柿をつくるのをやめようかと思って…
と母から電話があった。
80歳になる母は父の介護との両立の農業は限界があり
(柿の他にも桃とりんごをつくっている)
辞めるなら柿だろう…という話だった。

いつも思うけど母は偉大だ
農業という肉体労働者だけど、アスリートみたいだって思う

もしかしたら私がのぼった「木」というのは「母」だったのかもしれない。
とても古くて大きな木だった。






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