しまうまプリント本レビュー
届きました(._.)
短編一本、32ページの私家本(昨今「同人誌」というと誤解されそうなのでこう描きます)。当方こんな商売してますが
はじめての自作の単行本ですw
まあ、正直言ってそれだけでデキがどうこうではありませんが…。
せっかくなので、はじめて使ってみたしまうまプリントのレビューなどさせていただきたく存じますぞ。
まずもう結論から。
このデキでこの値段は安すぎる(._.)
文字で書いても仕方ないので、写真を羅列していきます。適宜データを挟んでいきましょう。
注文したのは
文庫本サイズ 32ページ フルカラー
です。マンガなのでモノクロでいいようなものですが、しまうまプリントというわりにはモノクロ印刷がなかった(笑)
後述しますが安かったのでそのままゴーです。
本体にカバーつき。カバー別は地味に嬉しいです。
背表紙部分がちゃんと四角くなっており、糊付けもしっかりです。私家版の手作りだといわゆる中綴じ(雑誌などでよくある、真ん中をホチキスで止めてある綴じ方)になりがちですが、これだけで「頼んでよかった」感があります。
文庫本サイズの大きさはスマホ画面の√2倍弱、くらいですかね。
こうして並べてみると発光しているモニターより断然目に優しい。
長く読むならやはり紙ですねえ…。
フルカラー印刷で青も赤もこの通り、いい感じに出ています。
モニターで見るよりマットな仕上がりで気持ちがいいです。紙質はやや厚め(コピー用紙以上、ケント紙未満)で市販の単行本より良い紙使ってます。テカリはフルカラー印刷の紙にしては少ない。紙にハリがあって片手の親指をずらすだけでめくれますね。
左右の余白はばっちり。この原稿、縦に読まれることを想定してノド側まで描いてしまっています(^_^;)が…まあそれはいいですw仕方ない。
上下のタチキリは少し余り気味です。
これは注文するときの設定画面で変えられます。デフォルトはもっとタチキリが大きく絵が切れていました。
ピッタリやりたいなら原稿の時点で塗り足しを少なく・トンボギリギリまで描く(デジタルならトンボ数ミリ程度)必要がありそうです。
(ちなみにこの原稿の塗り足し(タチキリ)は7mmでした)
ページが少し余ったので、主人公であるマナブ君の4コマも収録してみました。グレーもキレイに出ています。アナログ原稿グレースケール印刷も心配ありませんね。薄墨もそのままかなりキレイに出るでしょう。
セリフ入りの部分。小さい所の文字は少しガサっていますが、これは印刷が悪いのではなく、
元のデータのサイズがとても低いから
です。今回、実は間違えてすべてのデータが横1000ピクセルの軽いもの(ネットに上げる用)で頼んでしまいました(笑)。文字までばっちり出したいなら
元サイズ(5528*7654)を使うべきですね(当たり前だ)。
ただこの試作品も「よく見れば」レベルの話で、問題なく読めますが…。
奥付を自作。勝手ながら、
2色を教えてくれた先生を技術協力としてクレジットさせていただきました<(_ _)>
事後報告にて失礼いたします。個人所有のものとて、ご容赦ください。
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さて、これだけ見ると何の問題もないようですが、最後です。
しまうまプリントさんがつけてくれた奥付の文字が上下逆になっている。
これは想定内なのですが、
なぜこうなったかをお伝えせねばなりますまい。
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しまうまプリントさんには、右綴じがないのです。
普通日本のマンガは右から左へ、文字は縦書きで読むものですね。しかししまうまプリントさんはそもそも文字やマンガの印刷所ではないため、基本横書きの左綴じでアルバムを作られています。比較(._.)
これは困った。当方のマンガは左綴じでは読めません。なんとかならんか。
当方基本こういうときは諦めの悪いタイプです(笑)
交渉相手が目の前にいないwので自分で考えねばなりませんが(…というか写真プリントサイトでマンガを作ってもらうのがもともとムリ筋なのですが(^_^;))…ヒラメイタ。
原稿をさかさまにすればいい。
こうすれば疑似的に左綴じになります。
(逆さまにして、ページの左右も入れ換えます)
なので編集画面はこうなる(._.)
ぜんぶさかさまです。さかさまプリント。
…で、無事に読める状態でいただけたのですが、あちら様のつけてくれる文字だけは規定通り(こっちから見ればさかさま)になったということです。
まあ「逆柱」で縁起がいいってことにしましょうw
細かいことは気にしません。
なぜなら…ここからが本番です、なぜならですね、
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恐ろしく早くて安いからです(._.)
以下注文返信メールより抜粋。
ご覧いただけましたかこのご利用金額。
ゼロいっこ忘れたんじゃないんですよ(^_^;)
327円って。
タバコより安い。
フルカラーがページ単価7円…まあ正直言って開いた口がふさがらないとはこのことです。ちょっと昔はですね、自費出版というのは親兄弟に借金しないとできないもんでしたがね。90年代の同人誌だって売れなきゃ赤字は少なくとも万単位だったでしょうに。しかもコレ、25年前に発注したとかそういうんじゃない、
今週日曜に頼んだばっか
なのです。
…大きな声では言えませんが、もしこれ、モノクロページ単価3円とかのプリント屋さんが登場したらマジで出〇社は存在意義を問われるのではないか(._.)…
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なんだかんだイヤなことの多い昨今ですが、当方今日はこれだけで
いい時代になったな…
と感慨深く、本より高いタバコをふかして感謝していたのでありました。
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長くなりましたがレビューを終ります。
…おそまつさまでした<(_ _)>
★この記事は「絵遊びなんでも修行編」にも収録しておきます。
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たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)