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気合いで資料を引き寄せろ(-_-)『ペン先のあゆみ』


…やっと届きました‪('ω')

ジャパンのペン先について、製造の当事者が編纂した数少ない信頼できる資料。その名も『ペン先のあゆみ』(日本鋼ペン先工業組合)1996年刊。

ご覧の通りいわゆる「冊子」であり、市場に出回った書籍ではないようです。
古本屋などを当っても売っていない。出版社にあたろうにもどこだか分からないと思ったら…こういうことでしたか。

この資料の存在はある骨董品屋さんのサイトでチラリと名前を見て知りました。ずいぶんペン先に詳しいご主人だなと思っていたら、情報の引用元がこの本であった‪('ω')素晴らしい。引用元を明記するのは著作権的ルールにとどまらず、情報の共有手段でもあるのですねえ('∀`)。

ところで売ってもおらんこの本をどう見つけたかと言うと、図書館で借りました。ナンダと思ってはいけない、借りられたのは偶然の幸運に過ぎません。検索かけてみれば分かりますがこの本を所蔵している図書館や大学はジャパンに数える程しかなかった(-_-)。当方の在から現実的にアタックできるのはそう近くもないが電車で行ける距離のY市図書館、次は国会図書館だけである。でかしたY市。

早速所蔵のY市図書館に電話をかけると「同県内なら取り寄せで地元図書館で受け取れますよ」とオススメいただきました。「いえ早く読みたいんで今からそっちに行っても全然いいのですが」と言ったら電話の向こうで引かれた(笑)。居住・勤務地の図書館でないとカードも作れないし館内閲覧だけになってしまいますよと言うので全部コピーするからそれでもいいと言ったら引かれたw。まああまり司書さんを困らせてもアレなんで先週月曜、地元の図書館に取り寄せを頼みました。届いたと連絡があったのが今朝のことです。この10日間の当方のジレッタサを読者よ、想像あれかし('∀`)

早速図書館にオモムキ借り出す。その足で、ショッピングモールに寄りました。昼メシを買うため?バカ言っちゃいけない、目的はここです(._.)

安いんだここのコピー機は('∀`)

しかもスーパーの入口で広くていつも空いている。いっぱいコピるのに絶好の立地です。上手い具合に2階には100円ショップもあり、

いっぱい留めるならZファイル

こういうものも売っている。
さあ準備は整いました。

コピー・フルアヘッドです✧


…スキャンとかOCRとかで、デジタル記録を取ればいいじゃんとお思いのお若い方もあろうか?よろしい。この年寄りがひとついいこと教えてあげよう。

本当に必要な資料は紙で残せ(-_-)

デジタル記録はなくなる。
10年もしてご覧なさい。やれパソコンやタブレットを買い換えた、ハードディスクやUSBメモリが壊れた、DVDに焼いといたけどもうプレーヤーがない、クラウドに置いておいたらパスワードがどっか行った、久々に見ようと思ったらファイルが破損していた、拡張子がもうない(笑)…等等。断言しよう。必ずなくなる。20年も持つことはまずありません。デジタル記録は永遠に残るなどと30年前には騒がれたものだが、全く藁半紙より脆いものです。

その点、紙は火事でも起きぬ限りなくなりはしません(どっか行くことはあるが、どっかにはある)。

…で、肝心の本の中身はと言いますと。

期待以上( ˇωˇ )

でした。

ペン先の始まり、国産の歴史、生産量や価格の推移。全盛期にはどれくらいの会社があったか、それぞれの会社の特色や関わりは?品質はどう変わっていったか。ペン先の作り方、原料、規格、しっかりと描かれております。

またペン先メーカーの組合の歴史とか。さすがにこの辺はあんまり興味無いなあと思ったのですが、読んでみると時代的には昔は品質で諸外国に負けていたり、少し良くなったらやれ戦争だ、物資の統制だのがあったり、戦後GHQによっていちど解散させられたり😅まあペン先ひとつとってもえらい騒ぎだなと思わざるを得ません。そんなモン使ってしょうもないマンガ描いてるんですから、我がペンこそまさに平和の象徴と言ってもよかろう('∀`)🕊

これはホントにペン先に興味ある人にぜひ読んで欲しい内容。出来れば全文見ていただきたいがもちろん著作権というものがあり、個人利用以外にコピーや写真を使えないのが当然ですがもどかしいです(-_-)。

…まあなるべく自分がペン先の記事書いて、必要な引用として紹介していければとは思います。幸運にして近所の図書館大学にある方は、ぜひ現物の閲覧を…。

ではお粗末さまでした(*・ω・)*_ _)ペコリ




オマケ

挿絵引用『ペン先のあゆみ』より。

…ペン先がデカイのかキャットが小さいのか…('∀`)

たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)