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スクールペンの名誉をスクいたい…(._.)

100円ショップのセリアでつけペンセットが登場して好評なようです('ω')。
去年はガラスペンにミリペンときて、ついにつけペンが。アナログ画材がまた身近になって慶賀重畳といったところですが…。

セリアのつけペンセット110円也

当方、ネットのレビューを見てなんか「ん?」と感じたんですね。

このセットはペン軸にGペン、丸ペン、スクールペンの三本入り。カブラペンじゃなくてスクールペンってのが渋いw。が、なんだかネット記事のペン先の感想がどこもかしこもおんなじなのである(-"-)。

いわく、Gペンは「柔らかく強弱が付きやすい、人物にオススメ」丸ペンは「細く繊細な線が出る、髪の毛や目の表現に…」スクールペンに至っては「硬く均一な線が出る」となんだか投げやりである。ま、おおむねそのとおりではあるのですが…。

これ、どっかに定型文があるんでしょうね(-"-)。

それを引っ張って来てるとしか思えない表現の被りぶりに、

100円のペンくらい買って試して記事描きなさいよ(*´з`)

とうら寂しい思いをしたのでした。

その点、note内には一般の方が熱量高くレビューしている記事がいくつかあって素晴らしい(*‘∀‘)しかも無料記事で。ライター以上です、頭が下がります。ある記事ではノートを埋め尽くすほどの文字の試し描きがなされ、またある記事ではペン軸にほかのメーカー品が使えるか詳細な実験がされておりました。まったくスバラシイ。

当方もこの商品についてレビューしようかと最初は思いましたが、

これら素晴らしい記事を読み「もう描くことねえな」と思ったので止めます(*‘∀‘)

note内検索で「セリア つけペン」と検索してください。

ま、当方から言うことがあるとすればペン軸だけでも100円は安すぎる、という事実だけです('ω')。

唐突ですが、以下渋記事です(._.)









…ところで、note内にペンの記事っていっぱいあるけど、ペンの種類によってやはり記事数に偏りがあるようです。検索をかけたところ、

Gペン、で約1000件。
丸ペン、で約700件。
カブラペン、で約100件。

カブラ派の当方としてはこんなに水をあけられているのかと少し悔しい(*‘∀‘)。…というかカブラペン約100件の記事の中に

当方の記事が30件以上あった(笑)

多すぎるだろ( ˇωˇ )

ので人数としてはもっと少ないでしょう。カブラペンで検索した人、「もうこの梅熊って人の記事はいいよ!」と思うだろうな、スミマセンほんと。

そして今日話題にしたいスクールペンですが、これがさらに少なくて40件しかないんです。(また当方のが3件、kaze先生と高石アサオさんのが1件あったw相互フォロワー係数が高すぎです)竹ペンより少ない。
しかもほとんどスクールペンについて語られてはおらず、名前が出て来たから検索に引っかかったというような感じです。

どうしてこう、スクールペンというのは影が薄いのでありましょうか(-"-)。

…確かにつけペンの魅力である「線の強弱」はあまりないペン先です。が、だからといって手抜きレビューにあるような「均一で硬い」だけのペンではない。スクールペンには、

他のペン先にはない著しいミリョク(*‘∀‘)

もあるのですぞ。当方、本日はそれを語らねば眠られぬ。そこでやっと本題に入りますが(長いな前置き)…あ、その前にですね、スクールペンもってる人はちょっと手に持って。紙とインクも用意して。いいですか?じゃあ続けますが、スクールペンは

縦横無尽、どう動かしても紙に引っかからない

ペンなのです。
はい今すぐ紙にスクールペンで

ぐるぐるぐるぐるぐる!

てやってみてください。どうです。引っかからないでしょうw。鉛筆みたいなスピードで丸が書けたはずです。

基本的につけペンというのは尖がってますからふつう「上」には線が引けないもんなんです。ハリで紙をひっかいてると想像してほしい、手前には引けるけど奥、上に押せば紙に刺さる。
それがスクールペンはささらないんですよ(*‘∀‘)。

むろん、刺さらないようにペンを長く持ってなるべく紙と平行に、筆圧を弱くに描けばGやカブラでも上に描けないこたあない。当方もそうやって描きます。でも長く持つのは練習が要るし、すごく細かいところを描くのには向きません。

んじゃもう一回スクールペン持ってください。
んで、鉛筆を持つよりももっと縦に、紙に対してほとんど垂直くらいにペン軸をおっ立ててみてください。いいですか、じゃあもう一回

ぐるぐるぐるぐるぐる!

…いま目を丸くさせている人が一人はいてほしい(笑)。
描けるんですよスクールなら、垂直に立てたペンで〇が。

こんなこと曲線が引きやすいと言われるカブラペンだってできません。

これはスゴイ特徴ですよね。なにしろ一般にムズカシイと言われるつけペンの扱いにくさはペンを引く方向によって線が変わってしまう、あるいは線が出ない、紙に引っかかる、などなどが原因ですがスクールペンにはそれがない。デメリットと言われる「線の強弱がない」だって言い換えればどの方向にも同じように線が引けるということ。

ヘッダー画像はスクールペンで描きましたが、この絵を描き始めから終わりまで、当方いちども紙を回していないのです。カブラペンならキャラ描く間に紙が360度一回転してます。

…なぜこんな面白い特徴に触れず、十年一日に「硬い、均一」なのか。当方は哀しい。当方の知る限りこの特徴に触れているサイトは

いつもペン先買う骨董品屋のH堂さん

だけです(上下左右にひっかかりがないと紹介しておられた。さすがである)。

と、このようなおもろい特徴は例えばヘッダー画像みたいに絡まり線にはもってこいですね。そんなんミリペンでイイという人はぜひ試してほしい。つけペンのインクフローはミリペンとは全然違います、思うさま高速に描いてもちゃんとインクが出る。消しゴムにも強いです。
同じように線の強弱の要らない効果や模様、遠くの背景、またパターンアートにも向くでしょうな('ω')

黒が気持ちよく出るぐりぐり線
全て紙を回さず描ける

んでこれ、当方もこないだ自宅でロットリングを発見して思い出したんですよね。均一、縦横無尽、細い線。すべてロットリングの特徴ですが、スクールペンは非常にそれに近いです。

これはこないだロットリングで描いたもの、厳密には違うけどかなり近い感覚です

なんとなればスクールペンは安い。丈夫。壊れてもまあ100円ということで、むかしロットリングにあこがれた読者諸賢はスクールペンを引っ張り出してみてほしいのでした。

では言いたいことは言った(笑)

お粗末さまでした(*・ω・)*_ _))ペコリン


たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)