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仙人のトランプ('ω')

土曜の深夜にこっそりお送りする、久々の文章記事です('ω')。

先月、骨董市に行ってきたお話を描きましたが。

月に一回、第4土曜日にやっているということで、本日も行ってまいりました。先月購入の出刃包丁がとてもいい出物でしたので、同じお店を狙ってまいりましたぞ。

今回は三徳包丁(いわゆるフツーの包丁)1500円と果物ナイフ200円。一緒に行ったヨメさんは鉄の裁ちばさみ1000円を購入いたしました('ω')。ちゃんとした鉄のハサミ、久々に見ましたがやっぱ切れ味が全然違うんですね。鉄は錆びるが切れる。手間かかるけどいい道具って、好きですねw。

さて今回はもう一つ、100円で面白いものを見つけた。

それがこちらである。


…トランプ、ですね。
ヒジョーに古いモノのようで、例の古本屋のようなにおい(埃っぽいというか、紙が日焼けしたような)がします。

箱には「週刊アサヒ芸能」の金文字。トランプ自体は紙の、言っちゃなんだが安っぽい造りですが昔はトランプって紙でしたよね…いまは文房具屋でもプラスティックのが売ってますが、昔は高かった。

さて当方、実はヘンテコトランプコレクターでもある(._.)

ヒマがあったら公開したいですが、古いマイナーな絵本やアニメのコラボトランプ、地方自治体が勢いで作ったような地元の名物を羅列したトランプ、これはちょっと著作権的にどうなんだというアヤシイトランプなどなどを所有しておる。

今回のものは怪しくはないですが、このイラストに惹かれました。そう、このセクシーなお姉さんはどう見ても

かっぱっぱルンパッパ♪の小島功センセイである('ω')

(どうでもいいけど「黄桜の歌」って何度聞いても最高ですねw…)

どうも引っ越し以来当方カッパに縁(ミドリではなく、エン)があるな。

さて当方世代(昭和終わりごろに生まれたアラフォー連中)にとって、この絵の作者・小島功センセイは「カッパの人」「黄桜の人」である。失礼ながらそうなんである(._.)。マンガ家だとはお聞きしていても、連載作品を読んだことのない人がほとんどではなかろうか。ジャ〇プやマガ〇ンには載ってませんからね…。

で、どこで描いてた方なのか?浅学な当方は実は最近知ったのですが、それが「アサヒ芸能」であったという。そのお作を「仙人部落」という。実はこれ、

日本の連載漫画最長期間記録保持作品

であるらしい(._.)(マンガ好きを自称している当方も案外、こういう基礎知識を知らんのであります。反省しきりです)その期間、実に57年と11か月。回数は2861。以後は「一番長いマンガは?」と聞かれたら、ゴ〇ゴでもなくこ〇亀でもなく、

連載期間なら『仙人部落』( ゚Д゚)

と答えるのが正しいのであります。

そういえばこのトランプのお姉さんもなんとなくオリエンタルである。仙人部落のキャラクターでありましょう。

で、肝心の「いつごろ作られたトランプか?」なんですが。残念ながら記載はありませんでした。中に入っていた「トランプの遊び方」を見てみると…


任天堂謹製。

旧字体も使われております。直感ですが昭和30年代ではなかろうか。

以下は当方の想像でしかありませんが、これはきっと『仙人部落』がアニメ化されたときの記念じゃないのかな、と思います。だとすると1963年(昭和38年)。当方まだ影も形もありません…どころか、父と母も出会ってすらいないであろうw。

またこのアニメが、大変にイイ(゚∀゚)のですねえ…

嬉しいことにアニメ会社エイケンさんが公式で1話無料公開しております。未見の方にはぜひおススメしたい(*´з`)

「うわ、かっぱっぱの絵が墨絵で動いてる!」


って感じですねえ。もうね、なんというか、目に優しい(笑)。当方のようなおっさんはもうすでに鬼〇の刃にもチェー〇ソーマンにもぜんぜん目がついていけません(いやスミマセン、カッコつけました。実は10代の頃から「エ〇ァ」も見られなかった(;'∀'))とにかく当方はアニメは疲れちゃうほうなので、シンプルな線、モノクロの絵、自然音みたいなBGMのこの『仙人部落』は珍しく没頭して見られるアニメであります。

江戸や明治と言われてもピンとくるような審美眼はもっていませんが、これはなくなった父が10代の頃のもの。当方にはこれぐらいがちょうどいい骨董品ですね(笑)。

ではお粗末様でした(*- -)(*_ _)ペコリ




…余談ですが当方世代でカッパと言えばゲームの「FF6」。でプレイヤーキャラがカッパにされる状態異常があったが、それを治すアイテムがイエローチェリーだった。イエローチェリー…。

黄桜、ですね。


たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)