見出し画像

竹ペンふたたび🎋

陽気がよくなってこの頃は朝、川べりを走ったり歩いたりしています‪('ω')こないだまで寒かったせいか木々の緑がまだ薄いですね。

さて歩きながらふとワキを見ると、

こういう状態になっている‪('ω')
若い竹が、道に出ないよう切られたものですね。既に乾いている。これを見ると当方

ペンの材料がしぬほど落ちてるなあ


と、どうしても思ってしまいます。
どうせこのまま朽ち果てるものだし、勿体ないのでいっぽんもらって帰った。

以前竹ペンを自作した記事を書きましたが以降もちょいちょい使ってます('∀`)で、改良を思いつき試したくなりました。

竹ペンは筒状のと、それを縦に半分にした半円タイプがあります。

自作竹ペン。左が筒状、右が半円型。

両方作ってみましたが、取り回しやすいのは筒状。半円のはペン先は固くていいけど持ちにくくて…('∀`)。でも筒状のも、先の細いペンを作ると軸も細すぎる。軸が持ちやすい太さでは先も太すぎる。まっすぐですからね竹は。

そこで、

細い竹でペン先を作り、太い竹にさしこんだらいいんじゃないか?


と思いついたのです。さっそくやってみました。

細めのストローくらいの、若い竹をペン先風に斜めカット。切れ込みと穴は省略。竹は金属より柔らかく切れ込みがなくても線に自然なブレができます。
5、6センチにカット。これがいわゆる「ペン先」になる。
「ペン先」竹よりやや太めの竹を真っ直ぐにカット。この穴に差し込む。うまい具合に節がストッパーになってペン先がしっかり止まります。どこまで便利なんだ、竹よ(笑)
完成。

これは面白い('∀`)
ペン先をあらかじめいくつか作っておけば、先が丸まってもすぐ交換できるぞ。作画中に削り直す手間はなくなるわけだ。

というわけで、予備のペン先も作成。長さが揃わないのも手作りの味です(笑)。ペン先にする細い竹は身が詰まっていて細くても固めですね!よいよい。

調子に乗ってもうワンセット。

最初のより少し大きめ(左)も作ってみました。
…ペン先、穴に突っ込んだだけでちゃんと固定される?とお疑いの方。これが笑っちゃうくらいピッタリなんです。なのに抜く時は手でスーととれる。竹の外皮ってツルツルだもんね。

軽くて真っ直ぐな竹は普通にペン軸にも良くて、いま金属の丸ペンも竹にさして使ってます。

丸ペンの軸って市販品は太くて短いのが多いんですよね。(何故かドイツのブラウゼ丸ペンだけはペン先とおなじ恐ろしく細い軸ですがwあれなんなんだ(^_^;))長いのが売ってない。竹、丸ペン軸にも重宝です。

右から市販の丸ペン軸、何故か極細のブラウゼ、そして手製の竹軸

たいへん便利である‪('ω')。

さて自作の竹ペン改良版は如何なものか試してみますと、

細い線は金属に遜色なし。太い方はインクもちがやや弱いか。改良の余地あり。

この通りです('∀`)
実に書き味よろしい。たださすがにインク持ちが金属よりは少ないのでちょいちょい墨を付け直す必要がありますな。吸水性が高い画用紙よりつるつるのケント紙向けですね。

あ、もうひとつ工夫を思いついた。
ペン先の竹にニス塗ってみたんですよ。竹は硬さの面では金属には全然敵いませんからね。でもまあ紙との摩擦くらいならそうすぐ減るもんでもない。少し補強してやればだいぶ持つんじゃないかな?と…

例によって100均のニス( ˇωˇ )
昨晩ニスしておいたペン先

これは使い込んでみないと耐久性はまだ分かりませんが。使ってみたところ、ニス塗っても書き味は損なわないことはわかりました('∀`)引き続き色々試してみたいです。

ではお粗末さまでした(*・ω・)*_ _)ペコリ



たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)