よく知らないペン先を試す。

先日、北千住に行ってきたとご報告しましたが…

当方も一応まともな一社会人として、ダジャレだけ見ていたわけではありません。いい風景、いい資料、いい画材などないか目を光らせている（つもり）なのです。

とくに文房具屋が好きだ。

念のため申しますが、ヨーカンは売っていません。文房具屋さんです。

でも実際にトラが居るのがイカス。さすが北千住。

北千住に来るときはたびたび寄っていたんですが、残念ながら閉店セールだそうで(._.)７０年以上の歴史に今年幕を下ろされるとのこと。

こういう長いお店には、長年売れ残っていたヘンなものが往々にしてある。

残念半分、しめしめ半分な気持ちで文房具を漁っていると、見たことのないペン先がたくさんコロコロしておりました。

店員さんに「これはどういうペン先ですか？」と聞いたら、上品な７０がらみの女性店員さんが、優しい笑みを湛えながら

「わかりません」

とお答えになられた(._.)…そうか、わからないのか。じゃあ仕方ないな。

買って帰って、試してみるとしましょう。「これとこれ下さい」と言ったら

「…いくらかしら…」

と当方に聞こえるようにつぶやかれた。だいぶ長いこと売れていなかったようですね…(^_^;)

といって、帰宅して調べたところが別に変ったものでもない。カリグラフィーペン、というそうです。いわゆる文字かき用のペンでしょうかね。

「つけペン　カリグラフィー」で検索すると情報がでてきました。

文房具屋さんの面白いところで、マンガの画材屋さんにはこういうのは一緒に並びませんｗ

だいたいＧ，丸、カブラ、あとスクールペンが並ぶくらいで。

とりあえず一通り試してみました。…詳しくないので、名前は知りません(^_^;)興味のある方は、どうぞ専門店へおいでください。

まず変なヤリみたいなペン先。

…どう使うものか、よくわかりません(笑)ただ基本、横線が細い、縦線が太い。固い。…以前ワリバシで描いたことがありますが、アレが固くなったような感じです。

次は真ん中に丸がついた、平たいペン。

ああ、文字描くにはいいかも、って感じです。けっこうキレイに出る。

ただ、線引っ張るたびに「しょりいん、しょりん」という謎の音が出るのが気になります(笑)（もしかして使い方間違ってるのかもしれないｗ）カブラより融通は利きませんが、好きな人は好きかもです。

当方気に入ったのが、このカバーの付いたタイプ。

こういって伝わるかどうか自信がないですが、所感を述べますと

どっち方向にも線が引けるカラス口

といった風情です。うーん、あるいは融通の利く万年筆、って感じかな。普通の持ち方で、ふつうに丸も描けます。つけペンなので素早く引いてもちゃんと線が出ます。ミリペンだとかすれるスピードでも大丈夫。「それこそ描き文字によさそうだ」と感じました。

当方も以前ミリペンで枠線や効果音などを描くことがありましたが、

ミリペンは消しゴムをかけると薄くなる

のがどうしてもこう…気に食わないのでした(^_^;)

それから、フキダシも効果音もつけペンでやっていたのですが…ちょっと雰囲気を変えたいときになかなかいいのではないか、と感じました。

キャラクター（マナブ君）以外をこのカリグラフィペンでやってみました。枠線なんか気持ちいいくらいです。

あ、あとマナブ君のメガネのグルグル描くのに非常に便利です(笑

実は毎回、これカブラで描くのが面倒だったｗ

うん、これは気に入ったぞ…。

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といって、買ったお店が今年で閉店なんですが…(._.)

まあ、正体さえわかっていればネットで買うことも可能でしょう。

アナログに戻るに際して、「でももうミリペンはやだな…」と思っていたので（ミリペンという奴は忙しいときに限って掠れてくるｗ）とてもいい発見になりました。

このカバーつきカリグラフィペンは太さもいろいろあるようなので、またいろいろ試してみたいです。烏口の代用にもなりそう？だし…。

一応補足。カリグラフィペンというのは、正式にはインクの入れ方からなにからただのつけペンとはだいぶ違うようです。当方は自分ですった墨の壺にドボンチョと入れて使いましたが、ちゃんと使いたい方は専門の情報をお調べください。…最低限ん、カバーつきは使用後は水洗いがいいでしょうね。まあ忙しいときにミリペン買いに走るよりは断然マシですが…(^^)

ではお粗末様でした<(_ _)>

（追記）

オマケ、北千住で見たツボな看板。

渋い美人。

ママというより「かーちゃん」

縦だか横だかわからんステーキ（男おいどん）が出そう。

…終わります。