見出し画像

グリグリ線は楽しい('ω')

ヤッホー

ぐりぐり山キャラ

と、いうことで。

久々に渋記事です。

注意タヌキ

ペンとかの話になります。

さて。最近ですね、仕事でも趣味でも、自然物を描くのに今まであまり使わなかった

グリグリ線(からまり線、とかいうらしい)

を楽しんでおります('ω')グリグリ線とは

ぐり

こういうのですね。今は仕事はデジタルですが、デジタルでも使いやすい…いや、アナログ時代より出番が増えた気がします。

というのもこういうランダムな線は、当方はつけペンだとちょっとやりにくいのです。つけペンは基本的に手前に引いて線を出すもので、全方向同じ線が出るペンではない。筆圧を弱くしても、ちょっと疲れますw

画像4

ボールペンやミリペンみたいに全方向同じ線が出るペンならいいかというと、これが微妙で、消しゴムかけると薄くなるのが気になるところ(-"-)

画像5

まあ、よくよく見ないとそれほど気にはなりませんが、

画像6

これくらいになるとちと困る。印刷でちゃんと出ないとイヤですからね。

アナログでアシやってたころは万年筆を使ったり、そもそも消しゴムを描けずにすむように下書きなしでいきなり描いたりといろいろ涙ぐましい工夫をしましたがwまあそんなんやるよりカケアミでいいやとあまりグリグリ線を使いませんでした。デジタルのペンはその点ラクではあります。

このグリグリ線はけっこう効果的には楽しいのですが、以上のような理由でペン画の技法書に書いてない場合が多いですね(-_-;)あまり人気のないワザらしい。当方のよく読むグプティル『ペンで描く』(マール社)にもありませんでした。

ロットリングで描く人はけっこう使うようですが…

画像7

クローディア・ナイス『ペン&インク』(マール社)には載ってました(._.)

この本はテクニカルペン(=ロットリング)を推奨していますね…いまマンガの背景でロットリング使う人、どれくらいいるんでしょうかね。いえ当方もスキはスキなんですが、アレは手入れを怠るとすぐ詰まるんで(;^_^Aのわりにあんまり出番がないもんで、そうとうこだわりがないと

まあミリペンでいいや

になってましたねえ('ω')

でもグリグリ線にはグリグリ線の魅力があるような気がしまして。これは線の軽い当方のような人間には大事なのですが

場持ちがいい線

なような気がするんですね。

例えばグリグリを適当に描いてみます。

でかく

これぐらいの大きさだとまだまだ乱雑に見えますが、これをもっと根気よく、細かくやってみると

細かく

なんとなく、植え込みのような雰囲気になりました('ω')

あまり技術力が要らない(笑)のも嬉しいところです。グリグリというかミルミルというか、

ミルミル

心をムにしてユーダイな気持ちでやるのがヨロシイ。

カケアミだと、やっぱり変にならないよう気を使いますからね…(笑)

で、これカケアミみたいに線の方向が見えないので、バババっとカケた線より目が落ち着く感じがするのですね。動きが止まるというか。だからでっかいもの、目を止めてほしいものに使うと相性がいい気がします。

比べてみますと、

太い線のカケアミの山。

カケアミ山

細い線のグリグリの山。

近くの山

やっぱだいぶ詰まった絵になるですねえ。原画より縮小してますのでよく見ないとグリグリ線だとわからないかもしれません。

で、点描よりは具体的な感じ。

(当方、点描は殺人的な手間がかかるためめったにやりたくな…いや、やりません(;^_^A)

こういう技がいっこ増えると、奥行きを出すのに便利ですねえ。だんだんと線の密度を小さくしていけば、近くと遠くが描き分けやすいです。

近く。

近くの山

その後ろ(カケアミ)。

中間の山

さらにその後ろ(61番)。

もっと遠くの山

で、空。

トーンのそら

全部合わせると

ぐりぐりやま完成

ヤッホーです('ω')

山だけじゃなく、いろんな質感表現に使ってみたくなりますね。木はもちろん、地面、毛皮、布の表面などはどうだろう…

夢は広がりますな(*‘∀‘)

と、いうわけで、久々に紙でもグリグリ線を試したくなった当方、万年筆やロットリングを引っ張り出して来たはいいものの案の定インクが乾いていたり、手入れや掃除が必要だったので、

いま万年筆をぬるま湯に入れて手入れの合間中にこの記事を書き始めた

次第であります。

当方の渋記事を読んでくださるカケアミ偏愛者の方々。たまにはグリグリも楽しいですよね('ω')!というお話でございました。

ではお粗末様でした(*- -)(*_ _)ペコリ

ぐりぐり山キャラ


たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)