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【EDH】第5期統率者神決定戦レポ 準決勝

 全国にうめこスリーブをお届けできました。ノルマ達成!

4期予選レポート

 字数が多くなったので、準決勝と決勝は分割した記事にします。2時間は長いよ…。

 特に深い意味は無いんですけど、TCに向かう前に近所へ散歩に行っていました。初手の事故だけは起こらないように頼むよ!!

くそ暑い

準決勝

 卓の順番は予選の順位で決まっているので、以下の通りです。
1st 《トリトンの英雄、トラシオス》/《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》
2nd 《ロフガフフの息子、ログラクフ》/《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》
3rd 《鋭い目の航海士、マルコム》/《織り手のティムナ》
4th 《舞台座一家の料理人、ロッコ》

同卓した方の記事

ここだけの話

 2ndのログテヴェは友人だったため、事前にゲームの展望についてお話していました。
・速度はログテヴェ、ロッコに分があるが、先手は概ねくじかれるので2番手が以降が勝ってしまいそう
・ロッコを受けれる札が《敵対工作員》以外はトラテヴェにしかほぼないので、トラテヴェ→ロッコ、マルティム→他二人をお世話しつつ、ロングゲームのアド勝負&差し合いに持ち込みたい

本配信はこちら

 実際のアクションは配信の通りなので、手札の状況とプレイの思惑を主にレポートしていきたいと思います。

マリガン~序盤

マリガンした結果の初手が
《魔力の墓所》《秘儀の印鑑》《死儀礼のシャーマン》《耐え抜くもの、母聖樹》《産業の塔》《精神壊しの罠》
だったはずです。(うろ覚え)
 事前のお話合いの全てが塵になっていた場合と、ロッコの2~3キルを受けられる《精神壊しの罠》+テヴェシュのキャストが見込めるので大満足キープです。マルティムは思いとどまってくれ、他が勝っちまう。
 解説では「序盤のテヴェシュをくじくべき~」という話をしていましたが、一番怖いのはバックアップ有の1~2T《ネクロポーテンス》、《むかつき》だった場合で、テヴェシュが出る分にはすぐに勝たないハンドと見込めるので大丈夫です。おそらく。
 ログテヴェが仕掛けに行く場合、青2人を突破する必要があるので、ドロー量で他を消耗させつつ様子見するのが総合的に勝てるプランだと思います。

 《魂の洞窟》について解説で触れていましたが、マルティムは典型的な《最後の審判》パイルで打ち消されない《タッサの信託者》を叩きつけるタイプです。通常だと《最後の審判》から入れるため、リスクが低い実質1枚コンボになりますが、私のリストだと《忍耐》《精神壊しの罠》《神秘の反射》《フェアリーの黒幕》あたりで一応受けることができます。

 テヴェシュを出した以降は、トラシオス起動の4マナに見せつつ《精神壊しの罠》だけ常にハードキャストできるように構えて動いていました。ロッコの《堂々たる撤廃者》or《波止場の恐喝者》から捲られるのが一番怖い。
 手札が溢れそうになったため、途中で引いた《突然の衰微》と役割が被る母聖樹を《出現領域》に当てています。話を難しくしないでくれ。

中盤

シェオルきつスンギ
 
とはいえ、しばらく居てくれないとロッコの《森の知恵》から稼いだハンドで勝たれる波止場カウントが見えていた為、やむなく付き合って減速してもらうことに。《毒の濁流》は唱える数ターン前からありましたが、私が耐えれる限界まで我慢。
 中盤もテヴェシュを維持できていたので、ドローは稼げていたのですが引くカードが妨害or土地or盤面に置いたカードしかなく、死なないことを祈りながら構え続ける展開になりました。
 ライフが本格的にまずくなり、手札にあったライフペイが絡む土地、場の《産業の塔》を考慮するとあのタイミングで《魔力の墓所》は割らざるを得なかったです。《滅びの山》っていうステージギミックの圧もつらい。

終盤~決着

 テヴェシュの奥義を巡る攻防の間に、結構カードは引けていたのですが相変わらずサーチが1枚もめくれず、捌くだけ捌いて負けそうな予感がよぎった頃に《特務魔道士ヤヤ・バラード》が着地。ややどころか死ぬほど困るんですがそれは…。
 奥義がチラついたテヴェシュをバウンスされ、こちらも他に手が無かったので、《堂々たる撤廃者》に備えていた《天上都市、大田原》でヤヤを戻して延命。

 迎えたターンでも結局決定打が何もなく、勝ちに行くならマナを立てるよりはテヴェシュで次のドローが必要な為、唱えることを選択して終了。
 同ターンのマルティムが《対称な対応》で私を選択し、チェインに賭けて《ディスプイレイサーの仔猫》をトップに積む。解説陣は「ロッコじゃないのか…?」という空気感でしたが、撤廃者を積み込み、土地を置いてロッコから《波止場の恐喝者》が全然あり得たため、自身が対処できなければ相当リスキーです。

 次のロッコはX=2で始まり、この時点で私は対処できる札が無かったので優先権をパス。最終的にコンボを弾いた後にマルティムが《敵対工作員》を投げてきましたが、ロッコの初動が撤廃者から入って終わる可能性も0じゃなかったため、結構危うかったと思います。波止場サーチ時の《オグマの文書管理人》のドローだったようです。トップが強い。
 《森の知恵》+フェッチランド等で手札には加えなかったものの、勝負できる手には整えていたはずですし。

 私の最終ターンで遂に《ディスプレイサーの仔猫》とテヴェシュが揃い、チェインがスタート。開始時点のハンドは《狼狽の嵐》《白鳥の歌》《暗黒の儀式》《輪作》《頭蓋骨締め》土地 あたりでした。
 《ガイアの揺籃の地》でマナを確保したいため、トークン生成から入ってドローを進めるプランに決定。初回のテヴェシュドローで《破滅の終焉》が手に入り、《呪文探求者》または《永遠の証人》ルートで〆れるかを検討。(最後に《伝国の玉璽》を唱えていましたが、途中まで手札に来ていたのに気づいてなかったです。テヴェシュの2枚目とリス研のどっちだったんだろう)

少し解説すると
・呪文探求者の場合
 儀式、セルフ《断れない提案》などでマナを伸ばし、《悪魔の教示者》で《水蓮の花びら》、《召喚士の契約》で《永遠の証人》をサーチし、証人で無限マナに入る。
・永遠の証人の場合
 《暗黒の儀式》+墓地のカードを拾い続けて勝つ必要がある。
《頭蓋骨締め》を回収、《輪作》で《ガイアの揺籃の地》を墓地に送り、《破滅の終焉》X=3の《忍耐》で修復してマナとドローをつなぐ。
(《輪作》は先に回収してもう1回《ガイアの揺籃の地》をひねる)
などのルートに入ります。

 手順だけで1本記事が書けそうなので省略しますが、ライブラリーが全て残っている前提だと《ディスプレイサーの仔猫》+《呪文探求者》から《忍耐》へ繋ぎ、自身をライブラリー修復に巻き込むことで無限マナへ繋げることも可能です。

 最終的には配信の通り、《水蓮の花びら》を《伝国の玉璽》でライブラリーに積み込み、新鮮なテヴェシュでドロー。《水蓮の花びら》を唱えた時の猫の誘発で《永遠の証人》をブリンクし、《暗黒の儀式》の回収を繰り返しました。1枚だけだと片方の呪文はスタック上にあるため、2枚で連打できる場合に成立します。
 無限マナがあればトラシオスでそのまま引けるため、ライブラリーを抱えて《タッサの信託者》または《破滅の終焉》でフィニッシュです。

 ということで初予選抜けから決勝まで進出することができました!
本当に一時の気も抜けないゲームでしたが、互いにやれることはやり尽くしたいい試合になったと思います。

 長くなったので決勝編は次の記事にしました。

追記

後日知人・友人に突っ込まれた部分の補足など。

Q. ロッコが永遠の証人でバリスタを回収するとき、死儀礼のシャーマンで抜かなかった理由は?
A. 手札に《天上都市、大田原》と《精神壊しの罠》があったため、対処できていたので、下家のテヴェシュに飛ばしてくれる可能性を見込んでスルー。

Q. 《毒の濁流》前後で《死儀礼のシャーマン》を起動しなかったのは?
A. 濁流のマナの支払いには使って良かったですが、他の追放を使うと4マナが経たず、上記の2枚構えができなかった&1マナのアクションが妨害しか無かったので、あまり変わらないかと思ってスルーしていました。ちょいミス。

Q. トラシオスでめくったリス研うっかり置いてた?
A. そのまま手札から唱えるか考えていたので、置いてにらめっこしていました。良くなかった。

Q. ラストターンでテヴェシュの解決前に《ガイアの揺籃の地》からマナを出すべきだった?
A. ドロー次第でもう1回トークンでマナを伸ばす択も外せなかったので、意図したものです。

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