AnyMindGroupに上場承認：インフルエンサーマーケが主力、想定公募時価総額637億

2022年3月は4月の市場改変の影響か、米国利上げの影響で株式市場が軟調か、2021年12月のIPOが例を見ないほどお寒い結果だったことを受けてか、全然ハイテク企業のIPOが今のところありません。

今回はAnyMind Group（以下AnyMindと記載）を紹介。時価総額規模的に、ここが3月の目玉です。

同社の存在は資金調達ニュースで知ってはいたものの、実態は何をやっている企業なのかいつも良くわかりませんでした。過去記事を時系列で拾うと

創業2年半で売上28億円、日本人が東南アジアで創業したAnyMindがLINEなどから15億円調達 | TechCrunch Japan

2018年10月に15億調達、アドテク事業

AIマーケティングのAnyMind Group、未来創生ファンドと日本郵政キャピタルらから約29億円を調達——エドワード加藤氏と組み、D2C事業展開へ | BRIDGE（ブリッジ）テクノロジー＆スタートアップ情報AIマーケティングのAnyMind Group、未来創生ファンドと日本郵政キャピタルらから約29億円を調達——エドワード加藤氏と組み、D2C事業展開へ

2020年3月に29億調達、AIマーケティング事業

そして2022年2月現時点では、後述しますが「ブランドコマース」「パートナーグロース」という二つのセグメントがあり、主にはインフルエンサーマーケティング周りが主力。というのが目論見書を見た解釈です。

1.IPO概要

上場予定日：2022/3/30（水）
発行済株式総数：55,436,900
公募株式数：3,868,100（7%）
売出株式数：3,678,400（6.6%）
OA：1,131,900（2.1%）
公募売出流動性：13.6%
想定価格：1,150円
想定時価総額：637億円
オファリング規模：86.7億円
梅木予想2022年12月期売上：約290億円
予想売上ベースPSR：約2.2倍
主幹事：みずほ&三菱UFJMS
（）内は発行済株式総数に対する%

以下有料です。