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マイクロアドに上場承認:想定公募時価総額123億円、サイネージが成長の鍵か

あまり気乗りしない銘柄ではありますが、6月IPOがあまりに不作なので軽く触れておきます。マイクロアドです。

6月には「IPOした意義がなかった企業」特集を予定しており、今後このIPO分析コーナーでは冒頭で承認段階の目論見書を読んだ上で、未来から振り返った時にこの企業はIPOする意義があるのか?について私見で判断します。

ここでいう「意義」とは発行体の意義ではなく、マーケットにとっての意義です。セカンダリー投資家が投資する意義があるような、右肩上がりのチャートになるのか。今後の決算にすごい期待できるのかなど。

それでいうと、マイクロアドのIPOの意義は微妙と私は判断します。「ない」とまでは言えないが「ある!」とも断言できない。後述するが、サイネージ事業のグロースにかかっていそう。

ゆえに、セカンダリー投資家はスルーで良い案件。本記事では軽く紹介します。

1.IPO概要

上場予定日:2022/6/29(水)
発行済株式総数:8,921,000
公募株式数:669,000(7.5%)
売出株式数:1,645,000(18.4%)
OA:347,100(3.9%)
公募売出流動性:26%
想定価格:1,380円
想定時価総額:123億円
オファリング規模:32億円
梅木予想2022年9月期営業利益:約8.5億円
同当期利益:約5.5億
PER:22.4倍
主幹事:SBI
()内は発行済株式総数に対する%

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