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インフレ懸念でマザーズが週間で6.7%暴落の日本株決算特集:市場決算サマリー(2021/5/10週)

今週は日本株決算がピークだったので、号外として日本株と米国株に分けて配信。決算ピーク時には、こういう風に分ける場合も出てくるかも。

今回はセクターをSaaS、メディア、コマースの3つに分けて紹介。

本マガジンで「注目決算」として取り上げる銘柄は下記を条件とします。マザーズ銘柄が中心となりやすいです。

1.時価総額500億以上で機関投資家の投資対象となっている。よって、時価総額500億未満の銘柄は「草コイン」扱いとなり、ピックアップの対象外に

2.ただし例外的に、今後短期的にそのレンジに乗る可能性があると判断した場合、ピックアップする

3.時価総額規模が大きくとも、株価のボラティリティが小さそうな場合はスルーする(例.楽天)

1.指数(前週と今週の金曜終値ベース)

日経:28,084.8(-4.3%)
マザーズ:1,084.5(-6.7%)

今週はCPIショックによるインフレ懸念でグロース大暴落など事件があったので、特に13木曜の株価(12日決算銘柄翌日)は結構ノイズになってしまっているという前提でご覧いただくことをお勧めします。

マザーズの下げ幅が今年に入って最大で、1月末のGMEショック時の-6.4%を上回りました。金曜に+1.8%の回復がなければ、木曜までで-8.4%程度の下げ幅。エグすぎますね。4月末から数えると10%近い下落で、まさにセルインメイというか、セルインメイ以上のエグさ。来週の平常化を祈ります。

2-1.SaaS最新バリュエーション確認

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最新時価総額を反映させた主要SaaS17社のデータです。ウェルスナビはMixed SaaS(プロフェッショナルサービスなどが入る非ピュアSaaS)よりSaaSライクなので、SaaSに含めています。前回決算が出揃った3/1時点との時価総額の比較も入れています。

ここから言えることは

・前回決算から一番株価が上がったのはウェルスナビの+20.2%、下がったのはAI insideの-63%、HENNGE-28.2%、フリー-25.5%

・金利急騰ショックやCPIショックもあったが、上昇した銘柄も6銘柄ある(3月IPOのAppier/スパイダーは除く)

・PSR首位は3/1のフリー53.4倍から、5/14フリー39.8倍、ウェルスナビ38.3倍とウェルスナビが肉薄してきた。20倍台はプレイドとスパイダープラスのみ

・今期予想売上成長率上位はウェルスナビ71.5%、フリー47.9%、ブイキューブ47.3%以外は40%以上はなし

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