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2022年11月までの国内テックIPO16社を振り返る:勝ち組は4社

2022年は米国利上げショックの影響でグロース市場は崩壊。その流れはIPO市場にも波及し、IPO件数が激減。IPO延期の噂も何社か聞きました。12月予定案件が急増し、本マガジンでも承認速報記事を多く出しました。

12月IPOを控え、2022年11月までのIPOはどうだったのか。ウメキワークスのIPOシートのデータを元に、振り返ります。

調査対象企業:16社
初値での公募割れ:1社(ベースフード)
11/22時点での公募割れ:7社
11/22時点での初値割れ:5社
公募割れ初値割れしてない:4社(ANYCOLOR、M&A総研、eWeLL、メンタルヘルステック)

ちなみに2021年IPOも調べると

調査対象企業:32社
初値での公募割れ:6社(エクサウィザーズ、サインド、THECOO、Finatext、ネットプロ、フォトシンス)
11/22時点での公募割れ:26社
11/22時点での初値割れ:3社
公募割れ初値割れしてない:3社(ビジョナル、ワンキャリア、ポールドア)

2021年は金融相場でバリュエーションがバブル的だったので、ボロボロなのは致し方ないにしても、2022年も初値で買うと16社中11社が現時点では損失になるという厳しい相場に。

本記事では2022年にIPO後も株価が順調に上昇した4社をピックアップし、その要因を分析する。

本記事の続編として、2022年の傾向を抑えた上で、2022年12月のIPO動向をまとめて分析する記事を予定している。セットで読むと理解が深まるはず。

2022年IPO勝ち組4社の傾向

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