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現代のカジュアルな茶会?ウメキハウスとは何か

先日一度だけツイートしたのですが、ウメキハウスという新プロダクト?を作ってみました。

シンプルにいうと「誰でも僕の家に遊びに来れますよ」というサービスです。

サービスページのLPは極力シンプルに作り込んだので、LPだけでは意味がわからなかった人も多そうです。

このプロダクトに至った思考プロセスをご紹介します。(追記:5席売れました)

暇の時代には、「遊び」の価値が上がる


「遊びのビジネス化」はかなり昔から考えていたことで、AIなどでホワイトカラーの生産性が向上し、余暇の時間が今後増加していくことは様々なところで指摘されています。余暇は成長市場です。

余暇の時代が増えることで、まず恩恵を受けそうなのはエンタメ産業。ゲームやNetflixなどのVODやyoutubeにユーザーが費やす時間は加速度的に伸びるでしょう。

そんな中でオンライン以外の遊びに投下される時間も増えるはずです。アカツキがうんこビルとかやっていますが、市場性を読むとああいうプロダクトが出てくるのは必然です。ノリで適当に作っているわけではない。

僕は個人だし、組織で仕事をするつもりがないから、ハードを持ちたいとは考えない。ソフトだけで、何か楽しめる座組はないだろうか。ということを、ずっと考えていました。

遊び=「誰と」×「何」をするか


「誰と」は誰でも良いわけでもなく「趣味が合いそうな人」だと良くて、そこから長期的な人間関係を育めそうな出会いがあると素晴らしい。

「何」にはどんなものがあるだろうか。

正直、大人になると「何をして遊ぶか」はかなり狭まってしまうことが多い気がする。

子供の頃を思い出してみてほしい。

砂遊びをした、下校中にツララでチャンバラごっこをした(僕は北海道出身です^^)、レゴブロックで遊んだ、カラオケに行った、ゲームセンターに行った、「街」に買い物に行った(注:地方都市では中心部のことを「街」と呼びますw そうですよね!?)、わけもなく友達の家に行ってダベった。

大人になるとどうでしょうか。

せいぜい、レストランでご飯を食べて、もう一軒BARに飲みに行く程度なことが多いのではないでしょうか。

稀にホームパーティーや、カラオケ、人によっては人狼ゲームなどもあるでしょう。

他に何か、気軽な遊び方はないのか。

そういえば、大人になってから、気軽に誰かの家に遊びに行くことがなくなった気がする。

特に、結婚していたりすると家庭があって、家はパーソナル空間であり、親戚や親しい友人以外を招く文化はあまりない気がする。

しかし、僕はまだ独身なので、特に気を遣う相手もいない。

知らない人を家に招いて遊んでみるというのはどうだろうか。

そういう発想に至った。

シェアハウスではラウンジが遊び場になっている


この発想に至る原体験が僕にはある。

9年ほど前に、ソーシャルアパートメントという物件に引っ越したことがある。社会人2年目、月収が25万円程度の時代だ。

大学生の頃から5年間住んだ祐天寺から引っ越し、大井町線の上野毛という二子玉川の隣の駅にある物件に引っ越した。

立地的には都心から遠ざかっているが、家賃は8.7万円から10.4万円に上がった。月収25万円にしては、チャレンジングな家賃。

だけど、そこのラウンジで色んな遊びができそうだなと思って、引越しを決めた。画像を拝借すると、こんな物件。

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当時はアパレルのECのホワイト企業なベンチャーで働いていたこともあり、暇を持て余していたので、色んな企画を作っては、このラウンジを活用して遊んでいた。

2010年の当時はtwitterが流行ってきていた時代で、twitterで募集すれば遊びに来る人がいたりした。(ちなみに、この時代はまだ「TheStartup」すら立ち上げてない時代)W杯を見たり、レゴブロックを使ったワークショップをした記憶がある。

結局この物件には僕は4ヶ月しか住んでいないけど、楽しく遊んでいたらソーシャルアパートメントの社長からヘッドハンティング(言い換えると「人がいないから転職しない?というだけ)されて、転職した。

その後は恵比寿の物件とかを担当して、ソーシャルアパートメントの運営会社にも10ヶ月しかいなかったのですが、恵比寿のラウンジでも多くの交流を目にしたり、自分も多少交流させてもらった。

この時の体験があって、家という場所はパーソナル空間に限定したものではなく、パブリック空間を併せ持つことにより、価値が劇的に上昇することを知った。コンテンツ、というよりは人と人の出会いによる交流の価値が、最も高かったように思える。

時効なので話してしまうが、僕がソーシャルアパートメント恵比寿を担当していた頃、ラウンジによるコミュニケーション価値の高さを前面に押し出して、ウェイティングリストが伸びまくり、退去が出るたびに、家賃を微妙に値上げし続けて、利益を伸ばしたw 

正直、社長に許可もなく勝手に家賃を値上げしていた。それでも客が入ると思っていたからだ。

「月9より月9らしい生活が待っている場所」と謳った。

そして、ウェイティングリストはさらに伸びていった。実際、当時の僕にとっては、ソーシャルアパートメント恵比寿は月9を感じた場所だった。

僕自身が引っ越しを決めた時も、部屋が何平米で坪単価いくらでというのはどうでも良いことで、前の部屋と仮に家賃が2万円高くなっても、新たな出会いや何かしらの交流があれば、その2万円は十分ペイするのではないか?と判断したからだ。結果として、その投資は十二分に成功した。

この経験から、人の流動性のある場は、価値が上がるポテンシャルが高いことを学んだ。

ソーシャルアパートメントに代表されるシェアハウス的な物件に住んだり、遊びに行ったことがある人にとっては、理解できる感覚なのではないか。ただ、案外世の中のマジョリティはまだその文化を経験していないのではないか。

失うものが何もない20代独身の読者の方ならば、1年くらい住んでみることをオススメしたい。きっと世界は拡がるはずだ。

ウメキハウスとは


ここでようやく本題の「ウメキハウスとは何か」という話を。

・遊びの価値が上がる
・知らない人の家に遊びに行く機会が少ない
・人の流動性の高い場所の価値が上がる

この3つの思考プロセスの上に成り立つのが、ウメキハウスである。

実際にウメキハウスでは何をすることを想定しているのか。

基本的には雑談である。

特に事前に明確なアジェンダを定めるつもりはない。

コンサルティングをするわけでもないので、普通にカジュアルに遊びに来ていただく感じだ。

ただ、プロダクトページにある通り、最低限のおもてなしをする。

例えば、ロイヤルブルーティーのお茶に一幸庵の和菓子でお迎えする日もあれば、リューセックの貴腐ワインにボンボンショコラを用意する日もあるだろう。

そこは適当なお茶菓子でもてなすのではなく、ウメキハウスならではのセレクトを意識したい。単に僕が最近スイーツ好きというのもあり、急速に詳しくなっているだけでもある。

初めて会う人と、仕事することを前提とはせず、カジュアルにこんな仕事をしてますよという話をしても良い。プロダクトページにある通り、ウメキハウスにあるアートやアートブックを肴に何かしらの芸術的な気づきを持って帰っていただいても良い。

ゲストが1名の日もあれば、3名の日があっても良い。他のゲストとの出会いが有意義になるかもしれない。

最初のユーザーになってくださった、秋山さんからのメッセージをご紹介しておきたい。秋山さんとは何も面識がなく、ウメキハウスの参加権を買っていただき、メッセージして当日お会いした。

当日、秋山さんはたくみにしかわという北海道美瑛のラスク専門店のバターラスクを手土産に持って来てくださった。

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存じ上げない商品でしたが、とても美味しくて、かなり一人で食べてしまいました笑 こういう手土産をいただいて、新しい情報を得られるのも「お茶会」的なものの良さです。

秋山さんは聞くと下記のPANPAKというパンのサイトを運営しており、パンや業界について多少知見を得ることができ、僕も勉強になりました。

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秋山さんからはこのようなご感想をいただいています。

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ありがとうございます。そう、ウメキハウスとはプロダクトページにもあるのですが「カジュアルな現代風お茶会」を想定しています。

お茶会的なモノの発想はもっと自由で良い:トム・サックスのティーセレモニーからのインスピレーション

Tomio koyamaギャラリーのページから画像を引用させていただきます。

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たまたま、直近のCasa Brutusがお茶特集で、その中で今年の春に展示があったトム・サックスのティーセレモニーの紹介がありました。

オンラインにそれに適した記事がないので、雑誌(dマガジンでも読めます)をご覧いただくことをお勧めします。

トム・サックスは日本の茶会を独自の解釈で表現しています。

特に、茶会を小さな宇宙と見立てて、そこから昇華した解釈で茶会のシンボルともいえる茶碗に「NASA」と記しているのは興味深いです。

私は春にこの展示をギャラリーに見に行ったのですが、その時はNASAの意味がよくわかりませんでした。前提知識ゼロで見ていました。

実際にはトム・サックスのティーセレモニーを受けていないのですが、日本のお茶は長い歴史があるものの、そこに固執せずにその概念をベースにして自分なりの解釈をしてみると面白いかもしれないと感じました。

おそらく海外には日本の茶道的な文化はなく、茶道は知れば知るほど非常に奥が深そうです。しかし、その枠組みをガチガチに踏襲することもない気がします。

そういう感性を、トムサックスのティーセレモニーから、私は学んだ気がします。

ウメキハウス11月ティーセレモニーのご案内


ということで、ウメキハウスという概念に至る思考過程を紹介しました。最後はもちろん宣伝です。

11月開催のティーセレモニー(今回から「参加券」を「ティーセレモニー」に変更w)のお知らせです。

プロダクトページにある通り、ご購入いただいた方から私のFacebook宛にメッセージいただき、実施日時を決めます。その際に、他の参加者もスケジュールが合えば参加します。お一人希望の方は、お一人でも構いません。

少しでも興味を持った方は、ぜひお気軽にお越しください。案外温かく、丁寧におもてなしします。


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