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3ヶ月以内に+50%到達率50%以上!4-5月に新高値突破の米国株31銘柄を検証【新高値検証】(約2万字)

前回、血を吐きそうになりながら?制作した下記の米国版ですが、今回の方がさらにキツかったw

本作の制作時間:9時間

新高値投資を提唱しているわけですが、「新高値をとった後の値動きはどうなんですか」というのを、この記事も格納される新高値投資マガジン購読者特典のGoogleスプレッドシートで共有しています。

日本株版は「4-6月」としたのですが、米国版は銘柄数が多すぎて「4-5月」の2ヶ月に絞りました。あと、今のタイミングで5月までの銘柄を振り返ると、「新高値到達からほぼ3ヶ月経過した」ということで、検証タイミングとしてもちょうど良いかと思います。

前提として、テック銘柄のみ調査対象としていますが、全て100%カバーできているわけではないので、ご了承ください。

☆31銘柄の検証(新高値とった後の期間+◯%)

1.3週間以内に+50%:3銘柄

2.3週間+8週間以内に+50%:13銘柄(11週間以内+50%以上達成は52%)

3.新高値後3週間+8週間以内に+50%ならず、その後(期限切れで少し延長)に+50%到達:6銘柄(11週間+αでの+50%以上達成は71%)

4.3週間以内に+20%:2銘柄(+20%以上到達率:77%)

5.3週間以内に+20%未達:7銘柄
補足:未達銘柄のうち3銘柄は3週間+8週間以内で+50%が1銘柄、+20%が2銘柄、合計11週間経過以降で+50%が2銘柄

簡単にいうと、新高値到達後3ヶ月以内で+50%に到達する確率は50%以上、期限をもう少し延長すると+なんと70%以上の銘柄が+50%に到達

4,5月はコロナバブルが到来していたとはいえ、日本株より強い結果となっています。

日本株の時と同様、目次から気になる銘柄をクリックして確認できる仕様にしています。なので、「保有銘柄」「気になる銘柄」を目次からクリックして読むのがおすすめです!

YouTubeでも3銘柄程度紹介。後ほどupします。

個別銘柄の検証は、下記の有料箇所で。マガジン購読、ぜひ。一応単品でも3,000円で販売としますが、9/2以降はこのボリュームだったこともあり、値上げします。5,000円で。マガジンに入ってないと大損ですねw 読者によってはこの検証は1万円でも価値あると思いますが。

この「検証シリーズ」は多分、毎月月末恒例コーナーにします。米株版も来週目処に公開予定。

新高値投資マガジンでは、下記の説明通り、「新高値を取った銘柄」のデータを丁寧を追っていくGoogleスプレッドシートを作成しており、購読者に対してその閲覧権限を共有することがメインの価値となっています。

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それでは、以下でチャートを1つずつ見ていきましょう。

*注記(見出しの「〜倍」がブレイクポイント=過去最高値からの直近最高値までの上昇率を指します)

▶︎1.3週間以内に+50%到達の3銘柄

1-1.FSLY(3週間以内に1.8倍、+8週間以内に4倍)

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今回最もリターンが良かった銘柄は$FSLYでした。5/7のブレイクポイント25ドルから、7/10の103ドルまで、2ヶ月足らずで4倍でした。

その後8/5には118ドルをつけ、ブレイクポイントから4.67倍まで膨らんだ後、好決算にも関わらず、期待値が高すぎたのか、8/5の決算後にたたき売られました。またじわじわと回復していますが、ボラが高い銘柄です。

2019年5月にナスダックにIPOしたばかりの若い企業であり、同時期には4月に$ZM、6月に$CRWDなどがIPOしている。

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これは新高値マガジンのスプレッドシート内にある、$FSLYのIPO後決算の推移です。マガジン読者はこういうデータまで見れてしまう!お得ですね!(#PR)

IPO直後の2019年2Q決算のEPSをミスした以外は、完璧です。ブレイク時は「3.5ヶ月ぶり」の新高値、かつ出来高も伴っていました。

正直、6月から騒がれるまで、認識していない企業でした...orz  2%程度ですが、私のポートフォリオにある銘柄でもあり、6月に取得した際には「決算を失敗しなければ、ボラがあっても持ち続ける」というスタイルを取ったため、8/5の決算後に売られまくっても、スルーしてホールドしています。

ブレイクアウト時の条件は、バッチリな銘柄でした。

1-2.FVRR(3週間以内に1.5倍、+8週間以内で1.9倍、+1ヶ月後に2.85倍)

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続いてはFiverr、これはあまり知られていない銘柄でしょうが、クラウドソーシングです。わかりやすく言えば、グローバルのクラウドワークスですね。ここも2019年7月IPOで、上場来高値を5/5に実に10ヶ月ぶりに取ってきました。

$FVRRは正直、そこまでカバーしていませんでした。しかし、少なくとも直近4四半期のEPSは全て予想を上回っています。

クラウドソーシング自体、普通に考えるとコロナ禍でニーズは伸びそうに思えますが、日本ではクラウドワークスもランサーズも210億円程度の時価総額で拮抗しています。ランサーズは最近上場来高値(上場後初の新高値)を取ってきましたが、黒字化が好感されて、チャート的に上がっているだけかなとも。

いずれにせよ、日本のクラウドソーシング株は、FVRRほどの恩恵がありません。FVRRのFY20の売上予想は0.14B程度、これは日本円にして150億円で、クラウドワークスは80-90億円です。FVRRの時価総額は4,500億円程度。。。うーむ。。

ブレイクアウト時は、決算はOK、カップ期間は10ヶ月で長め、出来高は平均の1.3倍と特段多くない。その後スルスルと地味に上がっていった印象です。$FSLYほど目立ってもいない。

1-3.BILL(3週間以内に1.53倍、3ヶ月+1ヶ月後に1.68倍)

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Bill.comは中小企業向け請求書サービス。実は私も5月まで知らなくて、2019年12月IPO銘柄。

5/7に2/19以来の63.6ドルの新高値を抜きます。5/8に3Q決算があり、そこそこ強い内容で、一気に上昇。わかりにくいので大きいチャートを出しますが、5/8に97.8ドルまでいき、ブレイク翌日に一瞬であるものの+1.53倍に到達します。

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しかも5/7,5/8の出来高は大したことはない。その一瞬の出来事は落ち着き、その後出来高も少しずつ増え、株価も徐々に上げていきます。

8/28に4Q決算出たばかりで、決算はクリアしましたが、売上成長率は46%→32.9%とガクッと落ちています。通期ガイダンスは確認できていませんが、成長率の大幅鈍化が嫌気され、決算翌日は下落。決算前日の8/27に107.4ドルで1.68倍到達でした。

BILLはチャート的には少し極端な例ですね。


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