ティーンネイジャーの白昼夢

君から相手にされず
教室の片隅で眠っている
男の精子は1~4億匹いる
意思とは関係なく
一斉に君に向かって泳ぎ
尿道を貫こうとする
おぞましい光景
勃起して防衛する
俺はさながら
ボロ家にふきすさぶ
雪に堪える
箕虫のようさ
泣けないかわりに
あそこの先っぽで
男泣き
脈なんてないんだよって
わかっていながらも
そんな君を目で追って
みずから鎖につながれにいく
打たれよわいのに
奴隷気質なそんな
テメエに泣きたくなる
自由に憧れながらも見失い
本当の幸せは子孫繁栄なのか
わからなくなる
勃起量産型モビルスーツの
君は頭や身体をヒジャブで
覆ってくれ

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