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2020/06/17(WED)〜19(FRI)

06/17(WED)

先月末撮影を終えたコマ撮りアニメーションの仮編集試写日。
久々に会社へ。午前中は社内のリモート会議に出席。今年から変わった新社長は『ザ・ボス』というタイプの人物で、僕は好きなのである。親分肌だが、名古屋支社の一社員の僕の声にも耳を傾けてくれる柔軟さも持ち、昨年末、「親会社の映画事業部に出向したい」と話しに行った際にも、実現には至ってないものの真摯に僕に向き合ってくれた。そんな親分は、会社の業績を懸念しているであろうが、数字の話は一切出さず、ある社員の感染予防への気の緩みに言及し、厳しい声をかけた。午後。仮編集試写。仕上がりは上々である。年始から準備が始まり、気づけば全ての完成に半年間かかった。公開が待ち遠しい。

06/18(THU)

月末の撮影スタジオが決まらぬ。2週間前からキャンセル費が発生するため、平時で有ればどこかしら調整がついてくるのだが。18件打診して、8件がNG、10件が第二キープ。第二キープという言葉は、制作プロダクションの人間は、皆何百回と聞き続けて来た言葉だろう。コロナ禍の延期案件が、6月末から7月初旬に殺到し、東京都内のコロナウイルス第二波の兆しも見え始め、撮影決行に足踏み状態の組が連なって、決定は出ないがバレもしない、が続きている。スタジオが決まらないと、詳細な撮影プランが組めない上に、完成予防策の作戦も組めない。スタジオの広さによって、参加人数も調整しなくてはいけない、が何も進められない。困った。奥さんが作った夕ごはんのキーマカレーが、美味しかった。

06/19(FRI)

6時半起床。と同時に、一緒に仕事をしているCDからメールが入る。どうやら急ぎの要件。撮影するにあたり、社内申請をするために詳細な資料を作らないといけないという。参加スタッフ人数は?スタジオの大きさは?接触を避けるために控え室や別室を何部屋用意できるのか、その大きさは?感染対策として衛生管理体制は整っているのか、などなど。息子を学校に送り出し、7時半から早々に仕事を始める。現段階でわかっているスタッフの詳細、感染予防対策のガイドラインの修正をして、暫定の資料を提出。9時過ぎ。一緒の仕事をしているグラフィック班のプロデューサーから、スタジオが空いたという速報が。ひとまず、一安心。急ぎ関連各所に連絡を入れ、今日中にまとめなくてはいけない資料のまとめに入るも、別の仕事のプランナーからも連絡が。なぜ急ぎの連絡はこうも重なるのか。資料の集約は制作主任に任せる。10時。14時締め切りの企画書に集中するため、電話とメールをシャットアウトする。14時、企画書を得意に送り、企画の説明するため電話打ち合わせ。15時。資料作成を任せていた制作主任に連絡。彼女は僕より5つぐらい年は下だが、僕の意向をよく汲み取り、そして何より自分で思考し仕事を進めてくれるため、今日も期待以上に仕事が進んでいる。感謝を伝え、細かな修正を指示して、資料の提出が完了。17時。また別の競合プレゼンの打ち合わせ。提案用コンテとデモ音楽の発注。いつのまにか20時。また別の仕事に戻って、週明けに行う撮影打ち合わせの日程調整と、進行の遅れている部下の仕事のアドバイスのため連絡をとる。22時、仕事を終え、息子を寝かしつける。ろくに休憩も取れない一日であった。『梨泰院クラス』は13話、『三体』は第1章で止まっている。気になるが、夕ごはんと風呂に入って、今日は寝た方が良いだろう。

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