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PT旧枠モダン 出場レポート〜BURN-フメツノフェイス-〜

お世話になっております。おんそくでございます。

12/4(日)に開催されたPT旧枠モダンに参加してまいりました。
プロでもツアーでもないため、PTが何のことを指しているのかは皆さんの想像に委ねられています。

使用デッキ

なんだこれは。たまげたなぁ…。

今回は赤単バーンタッチ帰化を持ち込みました。
なぜこんなワンチャンデッキを持ち込んだのかと言うと、

・参加するメンツ及び前回のGPで最大勢力だったというメタ的にステロイドなどの緑系のアグロが持ち込まれる可能性が極めて低く、環境が遅めではないか
・最近使ってる人が少ないのでガードが下がり気味なのではないか

というのが選択理由です。
ステロイドを意識した低速デッキ、中速デッキも全てまとめて潰せるのも魅力ですね。
欲望は悲しみを招いてしまいますので、何もかも捨てて顔面にカードをぶつけるのが幸せなんです。
とにかく詰み対面を作り出し、PTにおけるメタゲームを歪め、くじ引きお祈りゲームを作り出して混沌を呼び出すことが私の使命だと感じ、今回このデッキを握ることになったのです。
まぁ結果メインから崇拝3枚入ってるデッキに当たって一瞬で負けましたけど

構築理念は、「バーンの速度を最大限発揮しつつ、可能な限り詰みを減らす」です。
メインについてはほとんどまぁ入るよねみたいなカードばっかで、旧枠モダンでバーンやるなら第10回GP旧枠モダンを制覇した鉱山型バーンが基本だと思います。

そこから殺意を最大限残しつつ、マナフラッドを受けることができ、多そうなコントロールデッキに効きやすい渋面の溶岩使いを加えチューニングしてます。

バーンというアーキタイプはほとんど握ったことありませんでしたが、
インスタントタイミングに火力をぶち込みまくって、盤面無視で圧力をかけまくるのは結構手になじみました。
プレイングは簡単ではないですが、ハマる人がいるのもわかりますな。


メイン

渋面の溶岩使い
あまり旧モのバーンで採用されていない彼。
除去が当たりますが、翼の破片を喰らわないため、青白コントロールへの場持ちがよく、4〜6点くらい飛ばせそうなので吸収を乗り越えるには必須かなと思い採用。
何より無から火力が撃てるのが本当に強いなぁと思い、アドバンテージをとれる高スペックカードという認識です。
最初4でしたがモグファナが強すぎたので3に。

モグの狂信者
最初はまぁ2点くらい飛ばすカードじゃんと思って入れてませんでしたが、それは大きな間違いでした。
調整チームからの説得と、実際に使ってみて除去撃ち損なうえに2点どころか3点4点飛ばせるポテンシャル、そして1マナのクロックがあった方がコントロールに強く出られると感じ、採用に至りました。
4欲しいですが、枠の関係で3枚。1マナクロック6枚あれば引けるだろと思いクリーチャー2枠取ってます。

あとは鉱山型バーンに必要な火力を全部ぶち込んでます。
立ち回りの関係上、ソーサリーが本当に弱く、火山の鎚はサブミット3時間前に1枚減りました。
土地はまぁまぁシビアで、忘れられた洞窟3のミシュラの工廠3です。
最初4づつ積んでましたがタップインと無色マナのストレスが閾値を超えるレベルだったので1づつ減らしてます。
もう1枚くらいづつ減らしても良いかも。


サイドボード

一方でサイドボードは変態の限りを尽くしています。

◾️帰化、森、ミシュラの工廠、魔力のとげ
まずバーンが無理なカードは、赤の防御円、崇拝、象牙の仮面、物語の円、魂の絆、3点以上ライフを得られるカードなので、これを可能な限り対策します。
まず防御円と物語の円、象牙の仮面は魔力のとげをおいたら無視できます。(置けるとはいっていない)
置いたら勝ちうるカードなので4枚投入しました。

魂の絆と崇拝に関しては、最悪絆はクリーチャー焼くからいいとして、崇拝がかなり無理寄りだったので最初は蛆たかり入れようかとか思ってました。
その後回すうちに明らかに気の迷いだなと思い色々考えた結果、他のきついカードも全部見られるエンチャント破壊しかないと言う結論に至り、帰化を3枚取りました。(4枚は重なって終わるため3が限界)
それに伴い、メインボードからフェッチランドを4枚取り、サイドボードには森を入れることで帰化が使えるようにしてあります。
カープルーザンの森やらメインに森入れたりしたら発狂して死ぬくらいのストレスを感じたのでこの編成に落ち着いてます。
フェッチは渋面の溶岩使いの餌にもなり、このカードの採用を肯定してくれるのでかなりおすすめです。
そして上記の魔力のとげと言う4マナのカードを4枚も入れてるのに土地20枚は流石にふざけすぎなので、土地の枚数を21.22あたりに調整できるように+戦闘の通りが良い相手にインできるようにと言うことで4枚目のミシュラの工廠を入れました。
これは正直山でも良いかもしれない…。

3点以上のライフゲインのカード、つまり堅牢な防衛隊、吸収、新たな信仰は暴れ回るフェロキドンを4枚採用することで対策としています。
対策としたかった…。
無理なので諦めます。引かれない引かれない。

何だこのカード 強すぎだろ


残りの枠はこのマナベースで出せるカードで細かいところを補えるカードにしています。

◾️脅しつけ
ビートダウン系のデッキの最後の一押し。
実際の参加デッキに対してはリアニメイトの茨の精霊、SSSの稲妻の天使あたりをパクって打点に変換できるカードです。
2枚目使うことはないし、絶対欲しいカードではないので1枚。

今でいう無情な行動です



◾️罠の橋
ビートダウン系のデッキへの対策。
基本的に鉱山を減らして入れます。
SSSや燎原の火のサルタリー、天使ども等を押し留める役割が期待できます。
1枚は引きたいけど1枚以上引きたくないので2枚。

◾️トーモッドの墓所
墓地利用対策。カーミックボンバーかジェネシスはおるやろなぁということで、1回以上は使わないため2枚。
リアニメイトがいたのでここに対して入れといてよかったって言うカード。

◾️モグの分捕り
ネビニラルの円盤や流転の護符を割れるカード。粉砕と迷った結果、青いデッキにしか入れんなと思いテンポ最強(特定の場面において)のモグの分捕りを採用しました。
置物割りを合計4枠役割変えて散らせるので1枚。
青赤アミュレットがいたのでこれにサイドインが期待できます。

結果的にサイドボードはどの相手にも腐ることなく、うまく構築できたかなと思います。

惜しくも不採用になった方々

◾️魔力激突
流石に嘘っぽいので取りませんでした。
勝ちに行くために必要な火力ではないなと言うのが感想です。
インスタントならワンチャンあった。

◾️炎の稲妻
コントロール多い予想している中、極力インスタントタイミングで火力を叩き込みたいので、フラッド受け性能は魅力だが所詮2点のソーサリーは採用に至らず。
好きなカードなんですけどね。

◾️ウルザの激怒
コントロール多い読みですがそれでも抜けていきました。
3マナ払って3点がもう弱い。弱すぎる。
コントロールに3マナのアクションとって3点はないですなとなって不採用。
キッカーなんてもってのほか。

◾️ネビニラルの円盤
4マナ払っておいてたらもう負けだろと言う理由で採用見送り。
そもそも鉱山割るカードはサイド後あるに決まってるのにネビ置いてタイムウォークしてたら勝てるもんも勝てないと判断して完全に脳から消しました。
デッキの見てるゲームレンジとあってないですが、崇拝見るならこのカードの方が良かったかもしれません。
結果的には帰化ではなくネビなら初戦取れてたかもしれないというのはあるのですが、青白コンとかを考えると、構築理念を鑑みても帰化でよかったと思ってます。

◾️鋼のゴーレム
物語の円が辛すぎて採用を考え4枚買ったカード。
サイド後に増えた置物割も抜ききれなかった除去も全部当たるのがヤバすぎて採用見送り。
象いない読みしてるのに象に勝てるっていう免罪符を抱えたこいつを採用するのも意味わからなかったので抜いて正解でした。
前提や理念に立ち返るのは何においても大事ですね。

◾️凶運の彫像
旧モのアイドルであり、旧モの呪われた巻物!


無色の火力=のろまき

流石に嘘でした。どれサクるんだよ。


調整について

権利を得た時点で一人で調整する気はありませんでした。
PT出場にあたり仲間を作ることにしました。

一人だけだと絶対に独りよがりの構築になってしまうだろうな、と思ったのもありますが、一緒に調整したほうが楽しいというのも大きな理由でした。

デッキの知見が深いカイザさんと、MTGの知見が深いKATINOさんの2名の助力を得て、3人でチームを組んで意見出したりデッキ回したりするなど調整を重ねました。
このメンツで私が提供できるものが、手堅い一勝への確信(私のデッキに対して)しかなかったのですが、寄生さしてもらった感満載です。

グループチャットで各プレイヤーの使ってきそうなデッキを挙げつつ、環境をある程度自分たちの中で固定してから調整スタート。

出場者のデッキ予想は以下 ※敬称略
まろ→緑系のコントロール
ばしぇ→青白コンが本命で3割くらいカーミックボンバー
モタロー→黒系のデッキもしくはリアニメイト
もち饅頭→トリコかUR系のコントロール
とりにく→トリコロールデッキ
ひろぼう→BGランデス

こういう形で定義してそれぞれに対してリストを調整していきました。
実際のデッキリストは↓


結果的にはひろぼうさん以外は当たってましたね。やったね。

定義後はお互いのリストにやいのやいの言いつつ対面やオンラインで回しながら微調整をかさねました。

本番3日前の調整会では凄まじい罵詈雑言(意味深)が飛び交うモラルもへったくれもない調整会となり、マジックやってるなぁと言う気持ちになれました。

初めてチームで調整したんですが、むちゃくちゃ楽しいのでやり得だと思います。
来年もできるといいなぁ。

よく遊ぶまろさんにも、デッキを色々見せてもらったお礼に調整過程のPT使用予定のデッキを使って一通りボコボコにするなどの情報開示をしたところ、翌週にこのデッキに9:1ついてそうなレベルでメタり散らかしたおぞましいデッキを組んできて、さらにそれを本戦に持ち込んで挙句の果てに優勝しました。
俺のおかげで優勝したようなものですね…(戦犯)

結果

結果は絶対当たってはいけない2:8で不利だと思っていた赤白ファイアに当たってしまい初戦敗退。

メインから崇拝3入ってるとか終わってるんだよなぁ…。
ワンチャン真鍮の都横に倒しまくって自滅を期待していましたが、
真鍮の都をマリガンで戻されるなど、プレイングが見事でした。

最後は火葬、対象自分でHARAKIRIを実行。

サラダバー!

一本とれただけ良かったけど、残念ながら準備は実らず。

とはいえ事前の準備はよい準備ができたと思い、不思議と悔しさはないです。
まぁ言い訳も糞もない完全な敗北なのでね…。

さいごに

マジックと出会って20数年、初めて大会に向けて準備するという遊びができ、非常に充実しておりました。
寝ても覚めても旧枠モダンのことを考え、がっつり今回の大会を楽しめました。

善意で開催いただいた主催の双木さんへはもちろん、
今回調整に付き合ってくれたカイザさん、KATINOさんには最大限の感謝の意を述べさせていただきます。
ありがとうございました。

来年も出るで~~!!

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