5年付き合った当時の彼女への手紙
おはようございます。うめちよです。
こっそり朝に書いてますが、朝なので全然こっそり感がないですね。
今回は自分のこと書いていこうと思うんですが、すごく書きにくい内容です。
というのも私の中でかなり人生のターニングポイントとなった時期の話で、当時すごく自分の感情がブレにブレまくっていた、所謂未成熟期だったと言う時期の話ですかね(今も尚成長途中ですが)
少し長くなると思いますが、お付き合いください。
当時今から3年前ですかね、ちゃんと思い返すとそれくらいに当時の彼女と別れました。その彼女が私の人生に大きく影響を与えた人の一人ですね。
高校2年生の始めから5年ほど付き合っていました(その間何度か別れたり、また付き合ったりしてなんだかんだ5年くらいの付き合いでした)
5年って言ったらすごい時間ですよね。そのほとんどの時間と、その時稼いでいたお金を私は彼女のために使いました。
きっと何かの努力をしていれば大きな作品が出来たり、高度な技術が身についてしまうほどの時間を、私は彼女に投資することに使っていました。
学校が終わったら家まで毎日送って1時間ほどかけて家に帰ったり、たくさんのわがままを叶えたり、欲しいものは大体買い与えていました。
周囲からはかなり非難されていました。特に今も尚私と関わってくれている友人たちには本当に迷惑をかけたし、心配もかけたと思います。
私は自分で思っている以上に純情で、付き合う異性にもその感覚を共有して欲しい節がありました。要は単純で、綺麗事が好きで、信じすぎてしまうんですよね。
私は彼女をとても信頼していました。私は彼女のことを好いていましたし、彼女も私のことが好きだろうと勝手に思い込んでいました。もっと言えば、私なしでは生きていけないだろうとさえ考えていました。
要は共依存になっていたんだと思います。
長い時間を共に過ごしていて、私は彼女に人生を捧げるものなんだと考えていました。
金銭を要求されれば与えたし、高額なものも幾度も与えてきました。
最後はあっさりしたもので、その時の彼女の友人から彼女があまり人に言えないようなことをしていることを聞いて、私から別れを告げました。
別れてから一度会ったときに、当時の私のことをどう思っていたのかを聞いたことがあるんですが、ATMだと思ってたと言われたのははっきり覚えています。
色んな悩みを共有したり、辛い過去を知っていて受け入れて、多額な借金までして、私に出来ることならなんでもしようと全てを捧げてきた彼女に言われた言葉だったので、当時はかなり心にきましたね。
今なら当時の彼女の言動の原理が理解できますが、あの頃の無力な自分には何もわからなかったんだと思います。
見えるもの、受けた言葉、それだけにこだわり、その場で喜んでくれる彼女にただ一方通行で惹かれていた私はとても滑稽に見えたと思います。私もそう思います。
別れてすぐ、私は虚無でした。
もし一人なら、何もする気になれなかったと思います。
あの時の一番大きな変化と言えば、間違いなく感情がなくなったことだと思います。
人を信じられなくなって、もうなんでも良い、人生なんてなんの価値もないと、起こる事象に対して疑問を持たなくなったり、時間の流れるまま生きていました。
今私の周りには大切な人がいます。大事な、大事な、私の命の恩人です。
無気力だった私に、“幸せになって良いんだよ”と言葉をくれました。
遊びに連れていってくれて、またたくさん笑わせてくれました。
不器用な笑顔を段々自然な笑顔に変えていってくれて、私の中の人の心を取り戻すのをたくさん手伝ってくれました。
だから私は彼らを幸せにしたいと、なら私はこんなことをしている場合じゃない。勉強しないといけないと躍起になりました。
そうして人間らしさを取り戻した私は、当時の彼女を恨むようになりました。
“戻らない時間”
“消費したお金”
これらに固執するようになったんです。
かなりの時間を費やして、莫大なお金を失った私にとってあの時彼女を恨むことしか出来なかったんだと思います。それから私はSNSで幾度も悪態を吐き、ネガティブな言葉の数々を落としていきました。
もちろん大事な人たちは私に同情の言葉をくれます。優しい言葉をかけてくれます。
ですが私はあの時まだ、彼らの心情を測り知る事が出来ませんでした。
もしあの時、私が彼らと逆の立場だった場合、思うことは心配や、可哀想だと思うような悲哀と共に、そんな姿は見たくないと言った強い否定の思いだったと思います。
私は私を助けてくれた大切な人たちにまでそんな風に気を遣ってもらって、苦しい思いをさせてしまったんだと思うと、私はなんて身勝手な人間なんだと恥ずかしくなります。
そして当時の彼女もきっとそんな私の罵詈雑言を目にしていたと思います。誰かの目に入り、誰かからの口聞きであんなことを言っているよといくらでも話が入るからです。
きっと傷付けたでしょうし、苛立たせたと思います。あまりにまた滑稽に見えたでしょうし、卑屈な言葉の数々で疲弊させたと思います。
一度電話で話した時、よく世話をしていた犬が死んでしまったと連絡を受けたことがあります。
私はその時、そんなことはどうでも良いから金を返してくれと言ったことを覚えています。彼女は悲しくも怒り、見損なったと電話を切られました。
当時の私は意味がわからないと言った様子でまた同情してくれる人たちに縋っていました。
どちらが浅ましい人間なのか
死を尊べないなんて、私はなんていやらしく、最低な人間なんだと今なら思います。
自分で受けたことに対してだけ棚上げし、自分を貶めた人間は不幸になれば良いとさえ思っていました。
一つ、私が少しでも当時から成長できたことと言えば
過去に犯した過ちを、過ちと理解できるようになったことだと思います。
どれだけ貶められようとも、自分の心まで堕落させてしまうことは、もう無いでしょう。私は今、『関わる全ての人たちに感謝を』と自分に約束をしています。
それは例外なく、当時の彼女にも同じように抱いている気持ちです。
ここからは当時の彼女に向けた、申し訳程度のメッセージです。届いても良いですし、届かなくても良いただの戯言だと思ってください。
あの時、力になれなくてごめんなさい。
私に成長のきっかけを与えてくれて本当にありがとう。
私がこれからあなたに出来ることはないかもしれませんが
あなたの人生が幸せの方向に運ばれることを祈っています。
さて、今回は長くなってしまいすみません。
伝えたいことは、今あなたが恨んでいたり、妬ましいと思っている人がいたとしたら、こうして後々には周囲の人の大切さに気づけるキッカケになるかもしれませんと言うことと、今あなたの恨み言を聞いたり相談に乗ってくれている大事な人がもしかしたら哀しんでいるかもしれないと言うことを、知っておいてくれると嬉しいです。
では、今日があなたにとって素敵な1日になりますように。
またね
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