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音楽始めたこと、後悔してるのでやめます

一年が終わる。
あまりにも早いです。

2023年は【後悔】をした年。
まず「あの時、ああすればよかった」って思うことがない。
最早何かの病気では?レベルの二日酔いで、飲まなきゃよかった〜とは思う。さすがに。
それでも、まあ終わったことだし金なるし後悔しても仕方ないな〜の方が強い。


シングル『鬼』『美醜乱☆レストラン』『ラベンダーハッピーウェデング』『焼肉』『らぶ♡らぶ』リリース。
8月『君と刺激』10月『君のラブカルチャー』12月『君が薬』企画ライブ。

なんかこう書くと色々やった風にみえる。
しかしながら、後悔の念に苛まれています。

秋。
駅に貼ってある某フェスのポスターが目に入った。
きっとどこかで気づいていたことが、やっと言葉になった瞬間だった。
「ここまで何やってきたんだろう。」
知ってるバンドの名前が並んでいる。
破滅ロマンスの文字はない。
タイムラインに流れてくるフライヤー。
そこにも破滅ロマンスの文字はない。
ぶああああっと後悔が押し寄せてきた。

コンポーザーとして元ギターのナガタトモヤ、ずっと写真やデザインで協力してくれてた夕をメンバーに迎えて再始動した。
ナガタトモヤの脱退をきっかけにブッキングライブ(ライブハウスの人が呼んでくれるライブ)を減らしていたので、曲をいっぱい作ろう。
MV作ろう。
グッズを増やして通販も豊富にしよう。
希望が見えた気がした。

でもなんか違和感。
モヤモヤ。
なんだろこれ。
あー、なんでもっと音楽“活動”やってこなかったんだろう。
去年何してた?
その前は?

音楽よりバイトを優先する自分を許せない自分がまだ残っている。
片手間で音楽を続けて、なんとなく「こんな形もあるよね」って幸せのハードルを下げていく。
それは傷つかなくて、苦しくなくて良い死に方だと思う。
そう、死に方なんだよ。
夢という名の欲を殺すの。
私が今彷徨っているのは、生き方じゃなく死に方。
これ以上希望をもって期待をもっても、折られて否定されて、死んだみたいに生きるのが嫌だから、まるで自分で生き方を選んだかのように死ぬの。


3回の企画ライブを経て、本当に幸せだった。
プライベートで行った沖縄も京都もアウトレットも箱根もディズニーランドも楽しかった。
今年人生で一番、外へ行った。
本も映画もネカフェで漫画読むのもお笑いライブも楽しい。
でも、自分のライブ以外どうしても何も勝てない。
メンバーのプレゼント買いに御殿場アウトレット行ったついでに箱根行ったあたりから、「これVlog.にできるな〜」て思ってカメラ回すようになってしまって、ガチで楽しめなくなった。
最近出たVlog.カメラも買ってしまった。


音楽が好きで、歌うのが好きで、破滅ロマンスが好き。
え、このまま「良い曲残したね」って終わるつもりかな。
バズり待ちして、他のバンド意識してるのに見ないふりして。
これが破滅ロマンス流的な感じにこじつけて異端ぶって。
めちゃくちゃダサい。
安定した仕事より理解のある彼君より欲しいものあるでしょ。
欲しいものは欲しいと言った方が潔い。
2023年に入る前の自分がもっとがんばっていたら、今年つくった音楽はもっと広がっていたし、開催した企画ライブでみる景色も違った。

そう思えたのは、2023年の曲がどれもすごく良くて、やっぱりライブも強かったから。
今年が報われていく年になったはずなのに。
がんばっててほしかったな、破滅ロマンス。
失うものに負けないで、手に入れられるものを掴みにいってたら違ったって確信してしまった。
だから今年の後半、ファンのみんなには色々お願いごとが増えてしまいました。
気づいたから、焦った。
今後も「これ、出たいので他推薦お願いします!」「みてください!」「きいてください!」「広めてください!広めてください!広めください!」を言います。

音楽を始めてしまったから、やめられない。
もうそう歌っちゃってるし本当にそうなの。
音楽は続けても活動を続けるのは大変なので、解散も脱退もよく分かる。
反面、「すごい。よくやめるって決められたなあ。」とも思う。
それくらい私にとっては、ブロンより占いより性より中毒性があるもの。
危険だ。
出会って救われてしまったものだから、離れたくない。
私は音楽と一緒に生き始めたつもりが、音楽を一方的に愛してしまっている。
2024年、音楽に愛される努力をします。
もう後悔するのはやめます。
本当にダサすぎてこのまま生きられない。

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