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プロ奢ラレヤーさんに奢って、絵とマーケティングについて聞いた話

こんにちは梅おにぎりです。

自己紹介

プロ奢ラレヤーさんといえば「人から奢られることを生業としている」すごい人です。


プロフィールには彼に奢る方法が書いてあります。
どれか1つ当てはまる人は奢れます。
・フォロワー5000人以上
・前科あり
・文系修士
・博士課程 在籍or卒
・障害あり(人口1%以下)
・レアな職業(人口5000人以下)
・2万円払う(学割 1万円)
・その他、好奇心をくすぐるDMなら歓迎
↓必ずこれを読んでからDMどうぞ。


「今日も生きててえらい」や、「年収1000万稼ぐ能力より月収15万で楽しく暮らせる能力の方がレア」など、頑張らずに生きられる名言を呟いていて、いつも勝手に彼の発言で励まされています。

知識と知恵が詰まった現代の賢者的存在の方と認識しています。

何故私がプロ奢ラレヤーさんに奢りに行ってしかも絵の話まで聞いてきたかというと、会ってみたいという純粋な好奇心と、確か当時の奢る時の項目に「僕に聞きたいことがあれば書いてください」と記載があったので、「何か聞いていいの?!」と思ったからです。


ただ奢って雑談するのだって、彼ほど色んな人間に会ってきた人とならとても楽しいに違いないでしょう。
しかし、面白い人な上に何か聞いてもいいらしいとなると、より興味が湧きます。


私の1番聞きたいことは
「自分が描きたい絵を売ってそれだけで生きていくには?」
です。


イラストの仕事は基本オーダーメイドです。自分発信で描きたいものを描くのとは違い、お客様に喜んでもらえるようにがんばるものです。
自分発信の絵もありがたいことにちょこちょこご購入頂けることはあるのですが…それだけで十分に生きていくとなると簡単ではありません。

自分が描きたい絵を生活費がまかなえるくらい売るには?という質問に対して、なかなか腑に落ちる答えに出会えないんですよね。
趣味にしとけば?ってそれ解決策じゃない!
わがままな、質問だとは承知しています…。
描きたいものだけ描いて生きられたらな~と甘々なこと考えてしまうんです。
そんなわけでプロ奢さんにお会いしてきました。

さっぱり顔の物腰柔らかなイケメン

早めに着いて緊張して待っていると、来ました!プロ奢さんです…!
まずは挨拶を交わしました。
お声は思ったより低く、動きは思ったより速いです!
表情も豊かなイケメン!
Twitterだと静止画だし分からないですね。(私は動画はからきし見ません)
さっそくリーズナブルなお寿司屋さんに行きました。

アートとマーケティング

結構前のことなのでうろ覚えなのですが、こんな流れの会話をしたと思います。

プ「どんなことしてるんですか?」

私「絵を描いています!」

プ「専攻は?」

私「学部は油絵科、修士は美術解剖学でした!」

プ「解剖学?」

私「医学部のご遺体を拝見したり、動物の死骸を教室に持って行って解剖したりしましたね。」

プ「おもしろいですね…!」

私「///」

こんな感じでテキパキとお話しされ、奢る人におもしろいところがないか探っていくプロ奢さん。
いよいよ本題である「好きな絵だけで生活できるようになるには?」を聞きます。
絵も見てもらいます。

プ「これは難しいですね。」

私「…(やっぱり私の絵は売りにくいのか…)」

プ「アートはマーケティングできないものなんです。僕はアートに関して何か言う自信無いです。」

私「!?」

プ「マーケティングできるならデザインですね。アートではなく。デザインの勉強してお金にするかな~。そしてそれとは別に、死なない程度に描きたい絵を描かないと」

私「!?!?!かっ…描きたい絵を描かないと死ぬって分かるんですか?」

プ「アートの制作過程そのものにマーケティングはいらないんです。だってそれやったらもうアートじゃないから。」

私「」


…今まで、さんざん売れること考えないのはただの趣味って言われてきた。確かにそう思う。
でも描きたい物描かないと苦しい。
描くことが排泄であり呼吸だから。
最初は見る人のことなんて考えて描かない。
買う人のことなんて考えて描かない。
そんな気持ちで排泄や呼吸したりする?

どうしてこの感覚が誰にも伝わらないんだろう?
売れることを考えるのをサボって好きな絵描いてるわけじゃない。
ただ売り物の比率だけが増えて好きな絵を全く描けなくなると苦しい。

ずっとこんなことを考えてきました。

マーケティングが上手い人、絵を売るのが上手い人、みんな口を揃えて、そんな自己満な気持ちは絵を売るにはいらないよ。嫌なら描くだけにしとけばいいって言ってるようでした。その通りだと思いますが…

しかし…

何故プロ奢さんには分かるんだろう…?
大切な部分を分かった上で何か言ってる人は今までいなかった。
頭の曇りが晴れたようでした。

"アートの制作過程そのものにマーケティングはいらない"

私がうまく言葉にできないことを見事に言葉にされておりました。
このときの感動を超える経験はなかなかありません。
とても価値ある時間と情報を頂いて、帰路につき、この話を漫画にします。
(なんか感動するとすぐ描いておきたくなる)

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本当…プロ奢さんに奢ってよかったー!!!

その後こつこつとですがデザインの勉強しながら、思いがけず漫画がお金になったので漫画をやりつつ、できることを増やしています。

ここには書ききれないくらい沢山の情報頂きました。

目から大量の鱗を出したい方は奢ることをオススメします!

〜余談〜

帰り道にて

私「いや〜…プロ奢さん想像以上にすごかったです…!」

プ「これ…脳内人生ゲームなんですよ。他人の人生を自分ならどう動かすかなっていうシュミレーション。そんなことばっか考えてますよ(ニヤリ)」

私「(なるほどな…!すごい楽しそうな顔してる…!恐るべしシュミレーション能力…!!)」




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