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ビジネスモデル2.0図鑑『アイとアイザワ』

かっぴーさんの同名小説を原作に、ウチがマンガ化をした『アイとアイザワ』が出た。女子高生と人工知能の愛と冒険のSFなのだけれど、内容の紹介はあちこちでしてくれているし、インタビュでも答えたので、ビジネスモデルの観点から書いてみる。
というか、チャーリーさんのこちらの記事がたいへんおもしろかったので、自分でもやってみたくなったのである。

 ビジネスモデル2.0図鑑の方式にのっとると、『アイトアイザワ』のビジネスモデルは、こういうことになる。

起点 コミックス
定説 紙単行本と電子書籍は同じ会社から出る
逆説 紙単行本と電子書籍が別の会社から出る

アイとアイザワ』は、いわゆる出版社の雑誌ではなく、ナンバーナインのマンガアプリ「マンガトリガー」で連載している。コミックスというのは、紙の単行本も電子書籍も、マンガを連載していた雑誌を発行している出版社から出るのが、一般的だ。しかし、ナンバーナインがいくらマンガ好きだといっても、紙の単行本を出すことはさすがにできない。
そこでパートナーを探していたところ、手を上げてくれたのが宝島社さんである。

もちろんすべてのコミックスが、今後こうなっていくだろうなんて、言うつもりは皆目ない。ただ選択肢は多いほうがいい。とかく前例があることが重要視されるこの国では、具体例を知っておくに越したことはない。世に作品を出したくなったとき、こんなやり方もある、とアタマの片隅で思い出してもらえると、とてもうれしい。


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