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身の程と私。
こんにちは。
気付いたら7月をすっとばしてお盆休みになっていました。
あいかわらずな社畜生活です。
残業が当たり前のように続いていて、帰宅時間が遅くなって絵を描く気力もなく、ぼーっとネットや動画を眺めて午前1時~2時に就寝。
当然朝は起きれなくて出社時間ギリギリに会社に滑り込むという悪循環に陥っていました。
平均睡眠時間が4時間くらいの今の夜型生活をやめて、朝型生活に切り替えようと思い、夜は早めに寝て睡眠時間を7~8時間にして、朝起きたらすぐに支度してそのまま会社に行くようにしました。
出社時間1時間前~1時間半前に行って早朝に仕事をするということです。
たしかに朝早く行くとスッキリした気持ちで仕事が出来るのですが、帰宅時間がその分早まることもなく夜の退社時間は変わらず、睡眠時間を削って描いていた絵の時間がまったくとれなくなっただけでした。
仕事で生活費を稼がねば生きていけないので、絵を描くのは後回しで仕事優先の日々を過ごしていました。
そうしたら休日には丸一日寝て過ごすようになってしまいました。
会社と家の往復で運動もしないので体力が落ち続けてしまっているのか、
または夏バテなのかもしれません。
寝ても寝ても疲れがとれるわけでもなく、スッキリするわけでもなく、ただ何もやる気がせずに横になって寝るだけ。
せっかくの休日の時間を無駄にしている気がして、やりたいと思っていることが全くできないのがつらいなと思います。
絵を描くことにも楽しみを見出せなくなってきたのも筆が止まってしまった一因かと思います。
今は人体デッサンの本を模写したりクロッキーをしたりしているのですが、練習をし始めて半年くらい経つのにまったく成長も上達もしていないと思うのです。
平日の自由時間が2時間ほどで、そのうち1時間は人体デッサンの模写練習、残り1時間で自分の絵を描いたりしていたので圧倒的に練習量が足りないと言われたらそれまでです。
その2時間も仕事から帰宅してクタクタになりうとうとしながら集中力が欠けた状態でやっとかっと描いているので、上手くなるわけがないと思ったりします。
絵の成長は努力した時間に比例するわけではないとわかっているのですが、それでも、こんなに私なりに頑張っているのに、まったく成長しないのか…という自分に対するガッカリ感が否めません。
その上、毎日2時間をそのまま絵の練習時間に当てられるわけではなく、交流している相互の作家さんが作品をアップしたらその作品を読み、感想を伝えるということもしているため、仕事>>>>>相互さんへの感想>>>>絵の練習>>>>>>自分の創作という優先順位になっていて、なかなか自分の創作まで充分にやれていない焦りがあります。
好きな作家さんの作品を読めることも私の楽しみであり、作家さんは私からの長文感想を何より楽しみにしていることもあって、感想を送ることも創作活動の結構な割合を占めています。
でも、自分の創作があまりに出来ないことで、感想を送ることに負担や不満を内心感じることも増えてきました。
自分勝手なワガママな感情だとわかっていますが、最近はなんだかなーと思うことが増えてきました。
作家さんは更新したらSNSでも告知しますが、私にも直接連絡をくれます。
毎回、私がすぐに読んで2、3行の感想を送るまで待っているようです。
それから1週間以内に長文(2500~3000字)の感想をメッセージしています。
作家さんからもお礼のメッセージを送ってくださるのですが、私が毎回送る感想メッセージを3~4通分ほどまとめた分に対して、自分の作品に対しての補足や萌え語りだったりしています。
つまりはその作家さん自身の作品に対しての事しか語らないのです。
作家さんの作品が大好きなのでそのことについて、今までは嬉しいと思うばかりでしたが、自分の創作がままならない今となると私の絵に対してはその作家さんは好きだと言ってくださる割には、作家さんへの作品のファンアートに対して一言二言くらいの感想、私の創作には期待してくれないことに不満を抱くようになってしまいました。
この作家さんにとって、私は熱心に感想をくれる読者の一人、という位置づけなのだろうなと卑屈な気持ちになります。
最初はただただ作家さんの作品が好きで応援したい、こんなにあなたの作品は素晴らしいのだと伝えたい一心で感想を送っていたのに…。
その作家さんはフルタイムで仕事をしていて創作以外にも多趣味で時間がないから他者の創作作品は読む余裕がない、と常々言っています。
そういう人が自分の作品に対しては感想がたくさん欲しい、と望んでいるのはどうなんだろうかと、ちらと心の中で不満をのぞかせるようになってきました。
確かにその作家さんの作品は素晴らしいんですよ。
「私は好きで書いているだけ」と言って他者からの反応は全然気にならないと言っています。
私がpixivやX(旧twitter)で自分の創作にほとんど反応をもらえない、と嘆いた時に「自分が好きで書いていたら反応なんか気にならないでしょ」と言われました。
同ジャンルの神絵師の事に関しても、私が自分の気持ちを打ち明けた時にも「上には上がいるから仕方ない」や「他人からの反応ばかり気にしないで創作は楽しむもの」と言われていました。
その時はそうだよね…と納得したのですが、今の荒んだ気持ちで思うと、
「あなたが創作を楽しめるのは、私みたいに熱心な感想をくれる読者が今までずっと途切れないからじゃないのか」と感じるようになりました。
それにその作家さんはpixivやX(旧twitter)でも私なんかよりも、もっとずっとたくさんの反応や評価をもらっているのです。
元々資産家に生まれてお金の苦労をしたことがない人から、貧困で生まれた時からお金に苦労してきた人が「人生はお金じゃないのよ」と言われているようなものです。
才能がないと言われたらその通りなのかもしれません。
私は小さい頃から絵を描くことが好きで毎日描いていたから、絵を描かない人よりは上手に描けていただけで、それを才能だと勘違いしていたのだろうと思います。
(今となっては絵は才能じゃないとわかっていますが)
たしかに15年前の私の絵はそこそこ描けていたと思います。
でもそれから10年以上まったく描かなかった私は、今はもう浦島太郎状態なんです。
画力レベルも技術もデジタルも、私が絵から離れていた10年以上の間にすさまじく向上していました。
絵の資料も知識も情報も巷にあふれていて、それらが無料でどこにいても学べる時代です。
3Dデッサン人形や素材を上手く使いこなせたら神絵師レベルの絵を描けてしまえる人もいます。
それよりも上手い人達はプロアマ問わず、小さい頃からほとんどブランクもなく描き続けています。
そういう人達と並びたいと思う私が身の程知らずなんです。
私は私の創作(絵や漫画)にお金を払っても欲しいという価値を他者からもらいたいのです。
実際は貰えなくてもいいんですけど、お金を払うから描いてほしい!と言われてみたい。
私の創作に価値があると思われたい。
そういう事ばかり思うようになって、現実の今の私の画力レベルは到底そんなレベルではないとわかっています。
だから自分の絵の下手さにガッカリするし、練習する時間も足りない、練習してもなかなか思うように上達しない。
最近はそうやって創作に対してあれこれ考えすぎて意欲もわかず、ただ寝てばかりいました。
お盆休みになったら仕事に行くけども自由時間がたくさんあるから、絵も漫画もいっぱい描きたいと思って楽しみにしていました。
あーあ、思うようにうまくいかないもんですね。
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