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省察と私。

こんばんは。
梅雨の時期になりましたね。
アジサイが綺麗に咲き始めますね。

どうしてあんなに様々に綺麗な色で咲くのでしょう。
これが一番、という色がなくて、この色もいいな、あの色もいいな、
沢山の色とりどりのアジサイを眺めて綺麗だなーって癒されます。

イラストもそうですよね。
twitterやpixivで流れてくるたくさんの絵を眺めていると
この絵も素敵、あの絵も素敵、ってなりますよね。

ずっとずっと仕事は忙しいのですが、
この1か月くらいはちょっと忙しすぎて帰りたくても帰れない、
休みたくても休めない日々が続きました。

翌日に備えて早く休めばいいのに、
眠い中、絵の練習をしたり、好きな作家さんに感想メールを送ったり、やりとりしたりして、睡眠時間を削ってでも楽しい時間を優先していました。

ですが、睡眠不足と仕事に忙殺される日々が続くと、
だんだんと精神が疲弊してきました。

がんばりたくてもがんばれない。
仕事も創作もやりたいことは山ほどあるのに身体も気力も追いつかない。
自己嫌悪に陥ってもう悪循環です。

日曜日は休んでいるけど1日くらいじゃ疲労が回復しません。
せっかく自由時間が1日あるのだから、絵の練習をもっとやらなくちゃ、自分の絵を描かなくちゃ、となかばもう強迫観念のような気持ちで追い立てられていました。

そうやって絵の練習をしている時に、私は何をやっているんだろうかと思うようになりました。
人体デッサンを模写しているのですが、これをやっても上達している手ごたえがまったくありません。
人体の筋肉の部位をぼんやりと覚えてきつつありますが、
自分の絵で人物を描こうとするとバランスがとれない。

素敵だなと思うイラストや漫画の絵を模写してみるのですが、
角度やバランスがつかめず似せて描けません。

それは人体デッサンの模写をしていてもそうです。
3か月以上描いて、250枚以上、100時間費やしているのに、
ちっともそっくりに模写できません。

特に顔のバランスが大事だとわかっているのに、顔のパーツバランスの勉強まで出来ていません。

人体デッサンの模写で絵をほとんど毎日描いていますが、これはインプットなのでアウトプットまで出来ていないので絵が上達しないのだと思います。

模写は疲れて集中力が欠けている時に描いてもうまく描けないです。
それでも毎日描くことを目標にとりあえず描いてきました。

模写しながら筋肉や人体のパーツバランスを覚えていけばいいと思っていましたが、
本当にこのやり方で上達できているのか、不安になってきました。

現状をふりかえってみると、絵の練習することが日々の目標になっていることに気づきました。

お絵かき講座の動画やツイート、ブログなどたくさん見ました。
見聞きする知識はもういっぱい溢れていて、そのことを自分が実際に描くことでアウトプットしないと上達には結びつかないのですが、描く時間が足りないことに焦ります。
知識ばかりを増やしても、私の頭の許容量がいっぱいになってしまって、自分がやりたいこと、描きたいものを見失ってしまいました。

好きに描けないストレス。
今までこんなことを考えないまま好き勝手に描いていた。
その頃の方が楽しく描けていた気がする。

絵や漫画を描く人はこんなに考えながら描いていたのかと驚きます。

楽しく描くことが大事とはいうけど、
楽しく描くにはある程度上手く描けるようになることが必要なんだと思います。

このある程度、というのが、他人の目に留まるということだと思います。

絵や漫画をネットに公開するからには、沢山の人の目に留まってもらいたい。
見た人の心に刺さる絵や漫画を描きたい。

私は自分の絵がネットで見た時に、見かけた人の目にとめてもらえないくらい下手すぎるから、漫画も読まれない。読まれても内容が拙くてつまらないから、フォローもされず、ブクマやいいねがもらえないのだろうと思っていました。
とにかくこの下手な絵をなんとかしないとダメだと思って、デッサン等基礎の練習を始めました。

でも、作家さんから「絵が上手い下手で漫画を読まない」と言われたことや、他の創作者さんの話を聞いた時に、私は自分の創作をちゃんと表現できていないから見てもらえないのではないかと思うようになりました。

イラストでも漫画でも何を伝えたいのかがわかりづらい。
漫画でいえば作品数もページ数も少なすぎるから物語の世界観がわからない。
人物の魅力が伝わってこない。

私はどうしてこういう風に自信がなくて卑屈になってしまうのかと考えた時に、自分の創作に対してこれくらいの評価や反応をもらいたい、と思っていて2年ほど、試行錯誤したもののまったくといっていいほど反応も評価ももらえず、そのことに加えて神絵師の降臨で打ちのめされ、自尊心がズタボロに傷ついているからだと思いました。

私にはまだどこかで自分の絵にプライドがあって、それをボッキリと根元から折られて、傷口をぱっくり開いたまま血を流し続けて、だれか助けて助けて、とのたうちまわっているような状態なのかもしれない。

自分で起き上がって傷口を手当てするしかないのに、その現実に目を背けているのが今の私なのかもしれません。

pixivでの更新が目的になってしまっていた。
見てもらえる人を増やすための有効手段として定期的な更新をすすめていたので実行していました。

1年以上月に1回以上の更新をしてみて、閲覧数は少し増えたし、フォロワーもブクマも微増はしたものの、自分が望んでいたような結果には至りませんでした。

神絵師がpixivで1つだけアップした漫画のサンプルに、私の今まで描いてきた創作の全作品数のブクマ数より何倍ものブクマと閲覧数が一瞬でついていた時の血の気が引くほどの絶望感を味わいました。

神絵師のことはだいぶ冷静に見れるようになってきて、私と比較しても無意味だと思えるようになって、私は私の出来ることを頑張るしかないと思えるようになりました。

それよりも私の実力がはっきりと底辺であることを自覚させられ、常に自分の自尊心をボロボロにえぐられながら絵や漫画を公開することの方がつらくなってきました。

描きたい絵も漫画も頭の中にあるけど、それを描く気力と体力が今はどうしてもわきません。

頭がうまく働かずまとまらなくて何を言いたかったのか自分でもわかりませんが、今の私はこんな感じです。

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