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妊娠記録(9週~11週)


 将来じぶんが見返すか、誰かのお役に立つかもしれないので、ぼちぼち妊娠中の記録を記しておきたいと思う。
 まずは9週~11週にかけての記録である。
 なお、妊娠発覚~9週まではこちら↓


2024年4月30日(9週1日)~5月6日(10週0日)

・相変わらず夕方~夜にかけての胃のムカムカが継続。肉や塩気のあるものが食べたいのも変わらず。頻尿もあり。また、ときどき動悸がする。
・暑くなってきたせいもあるかもしれないが、あたたかい飲み物をあまり飲みたくなくなる。ふだんは真夏でも冷たいものはほとんど飲まない人間なのだが……。冷たいものばかりもよくないよなぁと思いつつ、水やジュースを飲む量が増える。
・また、自然とお茶があまり飲みたくなくなった。これまでは中国茶や紅茶ラバーで、シンプルに苦みのあるお茶が好きだったのに。代わりに、ふりかけの「ゆかり」をお湯に溶いて簡易しそ茶にしてみたりする。吐き気のあるときは少し気分がよくなった。
・もともと昨年から咳喘息? アレルギー性の咳嗽? になっているのだが、それと関連してなのか、ときどき喉のつかえ感・トゲのような痛みが出てくる。唾をのむと痛い。でも悪化したりはせず、風邪ではない様子。半夏厚朴湯とかがいいのかなぁと考えたりする。
・近隣のアカチャンホンポや西松屋を見てみる。ぱっと見、アカチャンホンポのほうが少しだけ高級路線? 西松屋は庶民の味方という感じ。ふだん使いの、すぐ駄目になってもいい服などは西松屋で買ったらいいのかもしれない。
・役所でもらった母子手帳その他関連書類を開く。自治体が行っている子育てアプリにも登録。まだ運用が始まったばかりらしく、使い勝手はいまいちだった。今後に期待。
・5月5日には謎の微熱感(妊娠したらそもそも体温が上がるのだが、それとは別に明らかに熱っぽい)、悪寒と腰痛、胃腸不振に苛まれていきなりダウン。翌日には収まったので、風邪などではなくこれもつわりの一種だったのかと思われる。
・この予測のつかなさが、つわりの辛いところだと思う。つい昨日まで、もしくはつい先ほどまで元気だったのに、いきなりエネルギー切れを起こしたりするのである。自分でもまったく前触れがなくてびっくりするし、予定が立てにくい。夫にもいろいろ配慮してもらい恐縮である。
・5月6日の夕方は、なぜか胃のむかつきが少なく元気だった。もしやつわりのピークを超えたのでは……と期待したが、夕食を食べたら途端に気持ち悪くなったので、たまたまだったらしい。


5月7日(10週1日)~5月12日(10週6日)

・10週に入ると、赤子は「胎芽」から「胎児」と呼ばれるようになるらしい。だんだん人類に近づいている。たまひよやトツキトオカのアプリを見るたびに、こんな猛烈な変化が胎内で起きていることの神秘を思う。
・少し息切れが増えた気がする。もともと体力に乏しくすぐ息切れするのだが、それがひどくなった感じ。息切れしたときの動悸が妊娠前より激しいように感じる。
・夫と喧嘩する。私はいまだに、怖さや戸惑いの気持ちから出産や育児を直視しようとしていない部分があった。覚悟がないともいえる。夫は逆にもう父親として頑張ろうと切り替えができており、そのギャップで揉めたのだ。
・そのときの詳しい気持ちは別記事で書いたが、それと同時に「私はつわりが軽いほうなんだから感謝しなきゃ」「他の人のほうがもっと大変なんだから」と、自分のつらさから目を逸らしていたことにも気づいた。つわりが軽かろうが、重かろうが、自分なりにつらいものはつらいのだ。見て見ぬふりをしていたこの気持ちが爆発した。
・やっぱり急に覚悟は定まらないが、お腹が大きくなったり、胎動を感じられるようになったりしたら、また違うのかなとも考えている。また、子に対して明確な愛情といえるものまでは育っていないが、邪険にしたいわけでもない。なるべく大事にしたいとは思っているし、会えるのが楽しみな面もある。気持ちがじわじわ変わっていけたらいいなと思う。
・妊婦検診1回目。採尿と血液検査、問診、エコー検査。血液検査で試験管7本分くらい採血されてびっくりする(終わったあとちょっと貧血になった)。エコー検査で、初めて胎児が動いているのを確認。身体ごとぐにゃんぐにゃん、もしくは手足をばたつかせて泳いでいるような動き。
・これまではただ「いる」という感じだったので、動いているのを見ると「本当に生きてるんだ……」とさすがに感動した。夫は病院立ち入り不可だったため、見せられなかったのが少し残念(私以上に喜んだだろうに、と思う)。
・検診は今回から補助券が使え、持ち出しはなかった。ありがたい。しかし最初から妊婦特例とでもして保険適用にしていれば、妊婦も行政も医療機関も、わざわざ毎回補助券だのなんだの事務処理を増やさなくて済むと思うのだが……。まあ、法律とか制度とか壁がいろいろあるのだろう。
・やはり塩気のあるものがほしくて仕方がない。これまでは休日にカフェでスイーツを食べるのが楽しみだったのだが、いつもほど美味しくなくて身体と気持ちにズレを感じる。逆にランチで食べたお肉のほうが美味しくてしょうがなかった。
・雨の日にいっきに体調がダウン。もともと気象病というのか、雨の日はダル重どんよりなのだけれど、つわりのせいで症状が強化されている感じ。ずっと乗り物酔いしているみたいに気持ちが悪く、寝ても寝てもだるくて眠くて仕方なかった。これからの梅雨時季が怖い……。


5月13日(11週0日)~5月19日(11週6日)

・頻尿、寝ても寝ても眠い、朝起きた瞬間すさまじくだるい、が継続。また、足が抜けるようにだるい。この足のだるさは、むくみではないかと思われる。塩気のあるものを食べすぎたか……。足を動かすことを忘れないようにしつつ、あずき茶、栗を食べるなど対策をしてみることにする。
・8週~10週ごろの、胃の底から突き上げてくる吐き気は少し収まった気がする。代わりに、妊娠超初期ごろの「常になにか食べていないとなんとなく気持ち悪い」感じが復活したような。食べすぎても気持ち悪いし、空腹でも気持ちが悪いという矛盾。引き続きわがままボディである。
・水道水の塩素臭が、なぜか湿った土の臭いに感じられるようになった。じめっとして、ちょっと苔でも生えていそうな日陰の土の臭い。ふとした瞬間にふわっと臭って「うっ」となる。吐くまではいかないのが幸い。
・だんだんお腹がぽっこりしてきた。子宮のある下腹というより胃~全体的にぽっこりなので、子宮の成長ではなく脂肪かな……とちょっと遠い目をしている。しかし体重はまったく増えず、お腹以外は痩せたままなのでアンバランスである。どうせなら胸が大きくなればいいのに。
・週末、母が私たちの家にくる。実家ではなく現住所で出産する予定なので、産後手伝ってもらうにあたり、我が家や出産予定の産院を見ておいてもらうため。ついでに戌の日用の腹帯も買ってもらう。
・こういう場面で、どうしても親に甘えきれないというか、「お金を使わせて申し訳ない」という屈折のほうが強く出てしまう。一般的な家庭なら、「ありがとう!」と素直に喜ぶものなのだろうか……。とはいえ、やはり母は頼りになる存在であるので、ありがたいのも本当。
・週の後半ごろから、朝食のあともなんとなく気持ち悪い、が増えてきた気がする。これまでは主に夜が気持ち悪かったのだが……。つわりのピークは過ぎたはずでは? と歯がゆく思う。
・そう言っていたら、5月19日の夜、風呂上がりに少量出血した。生理痛のような腹痛にも襲われ、途端に不安になる。妊娠初期は出血しがちと聞くものの、実際に出血したのは初めてだったので動揺して眠れなくなった。
・出産が怖い、育児が怖いと言いつつも、やはり胎児には無事でいてほしいと思っているのだなと気づく。翌朝、かかりつけ医に行くまで緊張と不安でどうにもならなかった。
・翌朝、夫が半休をとって病院に連れていってくれる(申し訳なくも本当にありがたい)。結果、とくに病変や異常はなかった。エコーでも胎児は無事。先日、母がきたときに出歩きすぎたか、子宮の成長に伴う痛みだろうとのこと。いっきに安堵して脱力した。
・ついでに、第1回妊婦検診の検査結果をもらう。すべて異常なしでこちらも安心。産院への紹介状ももらえたため、次回からは産院で妊婦検診を受けることになる。


 以上、9週~11週の記録であった。
 かなり順調なほうだと思うが、それでも体調が日々移り変わったりトラブルが起きたりするので、本当に妊娠・出産は奇跡だなと思う。
 今後も、無理をしすぎず暮らしていきたい。

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