昭和政党(その1)

モチベーション

やはり、バブルの崩壊以降、「日本」は変わってしまった。
私の知っている「昭和」は、今思えば天国だったというのがこれを書きたいと思ったモチベーションである。
ただ、あの時代の条件も、修正した方がいいものと、変えてはいけない物があると思う。そのあたりを考えていきたいなあと思う。

雇用

最も変わったのが「派遣法」だ。
これは、今思えば、「外国人雇用」をやりやすくするためにあったのではないかとも思えてしまう。
「正社員」と「派遣社員」という明確な分類ができてしまって、ある意味差別的な考え方が当たり前になってしまった。
「職業に卑賤なし」というのが、昭和までの作法だったのだが、これが欧米と同じように、例えばゴミ収集は、レベルの低い人達の仕事・・みたいな考え方になってしまった。

例えば、新幹線の掃除を行う人達は「レベルが低い」のか?
トイレ掃除を社長がしてて、新入社員が驚いた・・とかいう話がある。
多分、欧米では社長はトイレ掃除はしないだろう。

そもそも、昔は「便所掃除」というのは、ある意味「修行」の一部だった。この「修行」という考え方も、なんだか遅れたものになってしまっているのだが、おそらく明治時代に日本が急速に先進国化できたのは、この「修行」という考え方のおかげだ。年功序列もここに根を持つのだろうが、これも「時代遅れ」になっている。
そうではない、一人前の社会人を育成するには学校教育とは別に多くの「修行」が必要なのだが、それが体系的に説明されていないというのが最も問題な所だ。

少子化

「昭和」の企業には「書記サン」というのが存在していて、彼女らは、大企業に就職して「いい旦那を見つける」というのを目的にしていた。

これが、失われてしまったんだからそりゃー少子化になるよねえ。という話である。まあ、それ以前に「結婚しなければいけない」という社会的圧力も失われてしまったというのがあるのかもしれない。

「子供を旦那もイクメンする」というのが、世界的に常識になってしまったのだが、これは本当なんだろうか?
欧米では、「財布の中身を全部奥さんに知らせ、奥さんが自由に使える。」という日本の常識はない。
だからあんなに「女性の職業化」が必要で、独立した収入が必要だという考え方になる。このあたりが、日本の常識と違っているのに、欧米並みにしようとするのはおかしいんじゃないかと思う。

「昭和政党」の公約は次のとおりである
・企業は「書記サン」を復活させ、一定数の社内結婚を到達できたのであれば、減税します。
・家庭内の子供の教育を担うための「専業主婦手当」を認めます。これは、旦那の給料ではなく、「妻」の給料になります。この財源は「保育園」の財源とバランスを見て決定します。

介護

これも、「昭和」にはあったのかもしれないが、今になってちょっと大々的に問題になってきている気がする。

介護士が殺人してしまうということは、容易に想像が付くのだが、本当にこれでいいのか?制度設計が間違っていないのか?

これは、「医療」が耐えきれなくなって老人を別にしたのではないか?という気がしているのだが、どうも今の制度は業者側も利用者側も不満で一杯のような気がしている。個人的には、絶対「デイサービス」になんて行きたくないと思っている。ただ、それが、「わがまま」といわれてしまう今の常識を疑う。

これは「昭和政党」としてはまだ公約になっていないのだが次のような解決策があるのではないかと思う。
・小学校や中学校を土日は老人用に開放します。
・ここでは、デイケアの代わりに「老人用の学校」を行います。
・授業は「体育」「パソコン」「投資」「部活動」「その他」です。
・もちろん、ネットでもいいのですが、最も重要なのは「体育」なので最寄りの学校にいって体を動かすことをおすすめします。

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