FP1級学科勉強備忘録

【ご注意!】勉強のやり方は十人十色です。それぞれの方々が自分に合ったものを見つけることが大切です。あくまで私のやり方であるのをご了承ください。

約4か月で進めていったルート(問題集は2周のみ。Web系過去問はほぼやらず)

用語の定義
テキスト・・きんざい合格ターゲット
精選・・・・きんざい精選問題解説集
合トレ・・・TAC出版合格トレーニング
TAC当てる・TAC出版あてる直前予想模試

使った書籍はこの4冊。あとは公式ダウンロードの過去問

試験勉強順【2級試験終了翌日からスタート】
①まずはテキストを勉強(1か月かけてじっくり)
②合トレの基礎編1周目
③精選の基礎編1周目
④合トレの応用編1周目
⑤2021年5月試験、2022年1月試験の応用編
⑥精選の応用編1周目
⑦合トレ・精選の基礎編・応用編2周目
⑧TAC当てるを2周
⑨本番試験3週間前からは、応用編だけやる。

 FP1級学科初挑戦で結果は自己採点で 基礎編68/100 応用編91/100で159/200でした。(まだ正式な点数結果は出ていません)
 試験対策面で考えると、もっと過去問を回した方が点数はあがると思います。

①まずはテキストを勉強(1か月かけてじっくり)

 まずは内容が気になるじゃん?中身を知らないのにいきなり過去問とか、どんな苦行かと💦(大半の方は素早く読むだけでいいと言われています)
私は、先に内容を理解しないと気が済まない性格なので1か月かけてゆっくり学びました。ほんだ先生の動画を併用します(2級の動画も含む)
 楽しく学べましたよ!
 ※時間がない方は、ここはさらっと流してもいいと思います。

②合トレの基礎編1周目

 「これ一冊を持ち込めたら絶対合格できる。だからこの一冊の内容だけは、問題文から選択肢まで暗唱できるくらいやりこむ」(※ほんだ先生の動画より。命名:ほんだ式変態勉強法)

 まずは解答用紙をExcelで製作。正当の番号を解答するのではなく、各マスに「〇〇×〇」というように書きます。つまり一問一答形式です。
 完璧に答えられた選択肢のみ記入します。少しでもわからない選択肢は空欄にします。※まぐれ当たりを排除します。
 1周終わったら、しっかりテキスト等で復習します。

 次に、空欄だった選択肢と間違った選択肢だけを抜粋します。(ある程度Excelの関数処理で作成)
 上記のように、間違った選択肢だけを答える問題用紙が完成します。※間違った問題ではなく、間違った選択肢です。
 白色欄のみで1.2周目を行います。時間的には相当早く終わります。選択肢も4つ全部読む必要もないですしね。
 これでもまた間違えた問題は、自分の弱点です。
 問題集の解答解説、過去問道場様などに掲載されてある解説、そして、政府や国税庁のHP、解説サイト等を使い、「この制度がある背景」「この制度で国はどうして欲しいのか」「この制度のメリットどデメリット」「この数字はなぜその数字なのか」・・・なぜ?なぜ?を徹底します。

 それでも覚えなければならないことは沢山あります。自分なりにまとめを作りました。自分でしらべる、自分で作る、この作業でかなり覚えることができます。
 そして、これらをラミネートして、トイレやお風呂に貼ります。毎日30秒だけでも、同じものを繰り返し見ると、記憶にものすごく残ります。受験生ではない家族までもが覚えたりします。

 データ分析が趣味の方は、ジャンル別の正答率なんかを自動集計すれば、現在どこが弱いのかわかります。これらの作業はむしろ趣味であり癒しです。

③精選の基礎編1周目

 ②と同じフローです。1周目→1.2周目→1.3周目・・と全問潰せるまでやりましょう。目安は3週間くらいです。もちろん、なぜ?なぜ?をやります。

④合トレの応用編1周目

 基礎編が1周終わったら応用編です。
基礎編では、なんだこりゃって思っていた、ROEの三要素分解の式とかあっさり覚えられます。点と点の知識が面でつながっていくので楽しい勉強になってきます。

 応用編も基礎編同様に解答用紙を自作しました。両面で1冊分の解答用紙で、1周目がどこまで進捗しているか一目でわかり、どのジャンルがダメなのかもわかります。
 また穴埋めの言葉も何度も出ているものは一見して分かります。
 これも基礎編と同じように、できなかった問題だけを抜粋した1.2周目を行います。

⑤2021年5月試験、2022年1月試験の応用編

 難関回の2022年1月応用編、そして2021年5月試験をやりました。
 なぜこの2回分なのかというと、ほんだ先生が解説動画をあげてくれているからです。(現在は2022年5月試験分も動画がアップされています。)
 自分の解き方と動画を比較していきます。自分に足りてないフローが発見できると思います。

⑥精選の応用編1周目

 ④と⑤とやり方は同じです。このあたりにくると、ケアレスミスのほうがが気になってくるはずです。2割加算を漏らした・・電卓の計算ミス・・などなど💦 自分なりの検算方法を確立することが大切です。
 別記事で、自分流ケアレスミス防止を書いていますので参考まで。

 ここまでで、応用編は1周ですが、ほとんど解けるようになっていると思います。

⑦合トレ・精選の基礎編・応用編2周目

 ①~⑥で根拠や中身を完全に理解しながら進められました。
2周目は全てを通してやりました。ここで95%近い正答率になっています。

⑧TAC当てるを2周

  この時点で本番試験まで残り1か月です。
少しでも知らない問題をやるために、TAC当たるを2周しました。初見でも80%はいけました。

⑨本番試験3週間前からは、応用編だけやる。

 本番試験で詰まってしまうと、選択肢のない応用編はどうにもなりません。
 
基礎編はお風呂時間のみにしました。(次項⑩で書く内容を参照)

とにかく応用編に集中しました。

 TAC合トレと精選問題集に収録されているものは、現行化されているのでそっちを優先し、収録されていない問題(上図の黄色い部分)は、きんざいの公式ダウンロード、「1級FP過去問解説サイト」様の問題を使い、解いていきます。
 ここで、「穴抜き問題を間違えた」ところは、表に「△」などの印をしていきます。
 直近15回分の穴抜きで間違えたところは絶対に覚えます。基礎編と同様に、その内容自体もしっかり根拠を理解します。
 1周できたら、「△」の穴抜きだけをもう一度やります。

⑩なかなか覚えられない項目の管理(弱点個別まとめ)

 ②~⑨で勉強していく中、どうしてもここが覚えられない、ここは暗記必須のところだ・・というところが沢山でてきます。
 テキストに間違える都度、色を変えながら印をしていく方法が有名ですが、私はExcelのデータベースに登録していく方法にしました。
 A~F分野、内容区分、重要度、タイトル、内容の5カラムで構成されています。
 ここで重要なのが「重要度」です。
1・・これはもう覚えた
2・・だいたい覚えたから大丈夫かな
3・・ここは毎日見たい。または追加登録したもの

 で入力しています。

 Excelの機能「フィルタ」を使い、「重要度3」で絞り込みを行い、分野でソートを掛けます。
 そうすると、重要度3の内容がジャンル別にソートされた表ができます。
勉強する過程で追記を繰り返していくと、同じ内容があったりしますが、ソートすることで発見可能です。
 「重要度3」「重要度2」「重要度1」と、別々の紙で出力します。
そしてラミネート加工し、お風呂は設置します。湯舟に入っているときに、3→2→1の順で読みました。時間が無いときは3だけのときもあります。
 つまり、重要度3は絶対見たい内容だということです。

 そして、数日ごとに、「これは覚えた!!」というものがあれば、重要度を落とします。(3→2など)
 追記と重要度の変更を勉強の日々で行い、定期的にお風呂掲出を差し替えます。
 ※重要度で優先度を設定せずに、全部を毎日見ると、情報量が多すぎて、たぶん湯あたりします💦

 このリストは、本番試験当日の待合室で最後のチェックにも使いました。重要度3のものは直前にも見ておきたいですね。

さいごに

 過去問をとにかくまわす勉強方法が王道です。
中身の理解=武器選び・スキル取得、過去問まわし=模擬戦です。どちらも重要です。

 私は、資格取得後を意識し、ただ試験対策をするのではなく、「他の人にそれを教えることができる」「顧客に対して説明することができる」というところを常に意識して勉強を進めていきました。そのほうが楽しんで勉強ができました。

 勉強の仕方はひとそれぞれだと思います。色々な方々の勉強方法から、すこしずつ自分が気に入ったものを取り入れ、組み合わせて自分流を確立することが一番だと思います。

 私は、ほんだ先生の動画が自分の考え方にピッタリフィットしたので非常にためになりました。他にも、素晴らしいFPユーチューバーの方々がいらっしゃいます。ひとそれぞれですので、自分に合った先生方の動画を活用するのが一番です。
 そしてなにより、同じ目標をもつ受験生とSNSでつながりを持つのは大きな励みになります。自分より先に進んでいる方もいますが、過度に比較せずに、自分のペースを守ることが大切です。

 作成したまとめなどは順次掲載していきますので、もしいいなというものがあればどうぞお使いください!

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