【応用】【E分野】建蔽率・容積率の計算(ケアレスミス対策)

 建蔽率と容積率の問題は比較的得点を取りやすい問題です。しかしながら、計算過程を書かせることは稀で、計算ミスは一発ドボンになります。
 私自身がミスを軽減するためにしていたことを書きます。

FP1級 学科応用編 2018年9月 第4問

 設問を読む前に、3項目のチャックシートを書きます。
先に設問を読むと、どんどん情報が頭に入っていき、解き方を考え始めてヒートアップするので、足元を見落としてミスをすることがあります。

相続分野でも、同様に3項目のチェックシートを書きましたが、「3つ」というのは、リズム的にも頭にのこりやすいです。演説などでも「3つお話しします」と言ったほうが良く聞いてもらえるらしいです。4つだとダメのようですね。

 ここから設問を読みながら、マスを埋めていきます。
土地の略図などを書いて分かりやすくする方法も行いますが、これは好みの問題なので省略します。
 まず防火地域なので、+10%と書きます。準防火地域と違い、商業地域80%のとこは100%になるボーナスがあります。ですので「特別あり」と記載しています。ここは個人で分かりやすい書き方で良いでしょう。準防火と防火の区別はきっちりつけておきます。

「角地である」の表記を探して、あれば「〇」をつけます。なければ「×」と書きます。「+10%」と書いても良いでしょう。

 最後に、「セットバック」があるかどうかのチェックです。4m未満の道路に接していたらセットバックがありますので、「あり」と記入します。
 3つのマスが埋まったら、それらを考慮して問題を解いていきます。そうすることで、しょーもない見落としで、ミスすることはほぼなくなります。
 ヒューマンエラーは必ず起きます。勉強中なら良いですが、本番に見落としミスをしないため、注意点の見える化をしましょう。

反対側は宅地で、がけ地や川等ではないとき

 セットバックの計算は、良く分かっているので暗算で書き込んでしまいがちですが、稀に何を勘違いしたのか、誤った距離を引いていたことがあります。
 それ以降は、上のような計算をメモして、暗算した数値が正しいか念のために計算するようになりました。思い込みによる間違いを本番でやらかすと終わりますからね・・。

その他、実際の建蔽率と容積率の計算は省略します。

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